愛媛は前節、アウェイで奈良と対戦。竹本 雄飛の先制点を皮切りに得点の奪い合いとなり、2戦連続でPK戦へともつれ込んだが、GK辻 周吾の好セーブによって今季初勝利を手にした。
攻撃面においては2戦連続で複数得点をゲット。チームの能動的なスタイルは徐々にピッチで表現されるようになっている。ただ依然、守備面には課題を残しており、相手の少ないチャンスで失点を喫している印象は拭えなかった。
とりわけ今節の対戦相手となる徳島の2トップは強烈。トニー アンデルソンが高い技術とフィジカルを武器に最前線で起点を作りつつ、圧倒的なスピードを誇るルーカス バルセロスが勢いよくゴールへ迫る攻撃のクオリティーは間違いなく愛媛守備陣の脅威となるはずだ。
対する徳島も不安がないわけではない。開幕2戦こそ奈良、新潟を相手に大勝を収めて勢いを見せたが、前節は攻守でアグレッシブさを貫く富山相手に3失点。今季初黒星を喫した。
「ハイプレスとブロックのバランスが非常に悪かった。行くときは思い切って行くべき、ブロックを作るときはしっかり下がるべき」(ゲルト エンゲルス監督) 指揮官がそう話すように、やや守備面に課題を抱える姿はうかがえた。前節で対戦した富山同様、愛媛もボールを保持しつつハイラインから恒常的なプレッシングを繰り返すチーム。前節の課題をクリアし、組織としての意識の統一を図れるかも勝利する上での重要なカギとなるだろう。
[ 文:松本 隆志 ]

