地域リーグラウンドの成績を振り返ると、徳島は大量得点もあれば大量失点もあり、波が大きかった。逆に、鳥栖は攻守ともに大きなブレはなく、18試合を手堅く戦った数字となった。
注目はダブルボランチ。ニュアンスの異なる志向であることが見どころになりそうだ。
徳島は鹿沼 直生と児玉 駿斗の関係性に、杉本 太郎がアクセントになって試合を組み立てる。指揮官交代後は主に児玉 駿斗がタクトを振りながら鹿沼 直生がモビリティーで特長を生かすといったように役割分担が明確になりつつある。また、そこに加えて左ウイングバックの高木 友也が相手のかみ合わせを判断して高さ調節をしながらビルドアップに関わる回数が増えてきた。
鳥栖はGKを含めた最後尾からの組み立てが特徴。その際に近い距離で横に並ぶ櫻井 辰徳と松本 凪生の関係性をうまく生かしながら、右サイドに人数が多くなりやすい場面では玄 理吾がアクセントになっている。また、組み立ての際にダブルボランチの距離を近くすることによって、ボールロスト時のリスク管理も担っていそうだ。
勝者は9~10位、敗者は11~12位を決める第2戦へつながる一戦。当然ながら1ケタ順位でフィニッシュしたいであろう両者にとっては2勝が必須となる。また、ともに地域リーグラウンドで積み上げた勝点がEAST-Aグループ、EAST-Bグループ同順位の勝点を上回っていることから、第2戦のホーム開催が決まっている。ここで勝利を収め、百年構想リーグ最後の一戦へつなげたい。
[ 文:柏原 敏 ]


