グループステージの戦いを振り返ると、C大阪はAグループを2位で通過。G大阪との第1節に3-2で競り勝つと、その後も鹿島、大分と立て続けに破り、開幕3連勝を達成。最終節を待たずして、第5節でグループステージ突破を決めた。初戦で上門 知樹に中原 輝と新加入選手がゴールを決めて勢いをつけると、3得点を奪って『ニューヒーロー賞』候補にも名前が挙がっている北野 颯太に、ルーキーの岡澤 昂星らフレッシュな選手の活躍が光った。
一方、Dグループに所属した湘南は大混戦の中、最終節で磐田に1-0で勝利し、グループステージを首位通過。リーグ戦では17位に沈んでいるが、ルヴァンカップではグループステージで4勝と結果を残している。初戦で福岡を3-1で破って好発進を果たすと、選手層の厚みを生かしてチームの底上げを図りつつ、個人では池田 昌生が4得点と大きく貢献した。
両チームは直近のリーグ戦でも対戦。この試合では開始からC大阪がボールを握って攻め込むと、18分、湘南の最終ライン間でのパスを毎熊 晟矢がカットし、ショートカウンターからアダム タガートのゴールで先制。前半の飲水タイム明けは湘南が盛り返したが、後半も再びC大阪が主導権を握り返す。終盤はウェリントンを投入してパワープレー気味に仕掛けてきた湘南に対し、C大阪がマテイ ヨニッチを中心にクロスやCKをはね返し、後半アディショナルタイムに加藤 陸次樹が追加点。C大阪が2-0で勝利を収めた。
試合後、湘南の山口 智監督は「立ち上がりから引けた戦いになってしまって、非常に残念な結果になりました。それは自分自身すごく反省しています。試合前にも『勝っているから勢いとかそういう話でなく、自分たちにできることをどれだけ愚直にできるか』という話をした中でのあの立ち上がりだったので、自分自身まだまだ甘いと思います」と話した。それだけに、今回の試合でネジを巻き直した湘南がどのような試合の入りを見せるかはポイント。C大阪は相手の出方も見極めながら、ボールの動かし方を考えていきたい。ホーム&アウェイ方式の2試合で勝ち上がりが決まるプレーオフステージ。先にホームで戦うC大阪としては、湘南にアウェイゴールを与えず第1戦を終えることも重要だ。
C大阪は2017年以来5年ぶり、湘南は2018年以来4年ぶりの優勝を目指す今大会。プライムステージ進出へ、プレーオフステージを勝ち抜くのは果たしてどちらか。その第1ラウンドの舞台はヨドコウ桜スタジアム。6月4日16時キックオフとなる。
[ 文:小田 尚史 ]


