
明治安田J2リーグは5月31日と6月1日に第18節の10試合が行われる。
首位の千葉はホームに山口を迎える。前節は長崎に敗れ、2試合勝利なし。2試合連続で無得点に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。対する山口は藤枝と引き分け、連勝はならなかった。こちらも得点力に課題を抱えるなか、加入後まだ1ゴールに留まる有田 稜に結果が求められる。
2位の大宮はホームで磐田と対戦。先週の天皇杯では筑波大に金星を献上したが、リーグ戦では3連勝中と調子を上げている。2戦連発のファビアン ゴンザレスが今節も結果を残せるか。磐田は徳島と引き分け、連勝が3でストップした。好調を維持する角 昂志郎が今節も攻撃のカギを握るだろう。
3位の仙台はホームに札幌を迎える。前節はいわきを下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。右サイドで躍動する郷家 友太に今節もかかる期待は大きい。札幌は鳥栖に敗れ、連勝はならなかった。復帰後初ゴールを決めた中島 大嘉がここから勢いに乗っていけるか。
4位の徳島はアウェイで今治と対戦。前節は磐田と引き分け、3連勝はならなかった。今節は得点源のルーカス バルセロスが出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せられるか。今治は天皇杯で鹿児島に敗れ、リーグ戦でも2連敗中。2試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。
5位の水戸はホームに長崎を迎える。先週は天皇杯で相模原に敗れたものの、リーグ戦では8戦負けなしで4連勝中と勢いに乗っている。攻撃を牽引する渡邉 新太が今節もキープレーヤーとなるだろう。長崎は首位の千葉を撃破し、2連勝とした。殊勲の決勝点を挙げた山﨑 凌吾が今節も結果を残せるか。
秋田vs富山は16位と17位の対戦となる。秋田は前節、熊本に勝利を収め、7試合ぶりに勝点3を手にした。途中出場から決勝弾を奪った小野原 和哉が今節も大仕事をやってのけるか。対する富山は、先週は天皇杯を戦い、順天堂大を下したものの、リーグ戦では12試合勝利がなく、今節を前に小田切 道治監督の退任を発表。今節より安達 亮監督の下でリスタートを切る。苦しむチームをいかに立て直していくのか。新監督の手腕に注目だ。
藤枝はホームで山形と対戦。前節は山口と引き分け、連敗を4で止めたものの、5試合勝利がない。3試合連続で無得点に終わった攻撃面のテコ入れを図りたい。山形は甲府に敗れ、3試合勝利なし。今季最多の4失点を喫した守備組織の立て直しがテーマとなる。
鳥栖はホームに愛媛を迎える。前節は札幌を下し、2連勝とした。もっとも今節はその試合でゴールを奪い、最終ラインを支える今津 佑太が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がカギを握るだろう。愛媛は5月20日に石丸 清隆監督を解任。青野 慎也暫定監督の下で臨んだ先週の天皇杯で勝利を収め、新体制下では初のリーグ戦となる。リーグ戦では現在、6試合勝利がない。最下位に沈むチームをどのように蘇らせていくのか。巻き返しの一戦としたい。
大分vs甲府は11位と10位の対戦となる。大分は先週、天皇杯の試合をこなし、レベニロッソNCを2-0で撃破したが、リーグ戦では3試合勝利がない。調子を上げてきた有馬 幸太郎がチームに再び勢いをもたらせるか。対する甲府は山形を下し、2連勝を達成した。DFながら2戦連発と高い決定力を誇る孫 大河が、今節も攻守両面で重要な役割を担うだろう。
いわきはホームに熊本を迎える。前節は仙台に敗れ、5試合勝利がない。複数失点が続く守備組織を上手く立て直したい。熊本は秋田に敗れ、こちらは6試合勝利から遠ざかる。エースの塩浜 遼が好調を維持するだけに、同様に守備面の修正が求められてきそうだ。
■各試合の見どころをチェック
仙台vs札幌
秋田vs富山
水戸vs長崎
大宮vs磐田
千葉vs山口
藤枝vs山形
鳥栖vs愛媛
今治vs徳島
大分vs甲府
いわきvs熊本