ホームの京都は4勝3分2敗の勝点15で、現在7位。前節は鹿島と対戦して、4-3で勝利した。前半は一方的に攻め込まれて0-2で折り返したが、後半は攻守の立て直しに成功し、4-3での劇的勝利となった。Jリーグ参入以来、県立カシマサッカースタジアムで勝利がなかった歴史に終止符を打ったことも、チームに勢いをもたらすだろう。80分以降でハットトリック達成という離れ業を演じたラファエル エリアスは「後半は自分たちの集団でのサッカー、みんなでグループワークをしっかりハッキリとできたと思います」と、全員でつかんだ勝利だと話していた。
水曜日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦・山形戦は、中2、3日でのアウェイゲームが続くというスケジュールを考慮して先発メンバーをほぼ一新して挑み、1-0で勝利。選手が入れ替わった中でもしっかりと戦い、大卒ルーキーの永田 倖大がプロ初得点を決めて3回戦進出を決めた。選手層も厚みを増しており、良い流れで今節へ挑む。
アウェイの湘南は4勝2分3敗の勝点14で、現在9位。前節は名古屋と対戦し、2-1で勝利した。10分に名古屋陣内での相手のパスミスを見逃さなかった速攻から福田 翔生が先制点を挙げ、45分には鈴木 雄斗のコントロールショットで追加点を奪取。その後ミドルシュートから1点差とされ、それ以外にもピンチがあったが、GK上福元 直人を中心とした守備陣が耐えて6試合ぶりの勝利となった。今季から主将を務める鈴木 章斗は「これまで勝てていない試合は、自分たちが(連勝していた)最初に出せていたものが出せていなかったと思います。それが出せたからこの結果につながったのかなと思っています」と勝因を語っている。
水曜日のルヴァンカップ2回戦・長崎戦は前半にルイス フェリッピの加入後初得点で先制するも、後半に追いつかれて延長戦へもつれ込んだ。それでも延長前半、ペナルティーエリア内左からの折り返しを押し込んだ鈴木 章斗のゴールが決勝点となり、3回戦進出を決めた。
両チームの昨季の対戦成績は1勝1敗。3月のJ1第2節では、湘南が鈴木 章斗の決勝点で2-1と勝利。6月の第21節では、京都が原 大智のゴールにより1-0で勝利している。いずれもアウェイチームが勝利しているが、実は一昨季も同様のケースで1勝1敗。京都は直近3年間の湘南戦で、アウェイゲームは2勝1分という成績だが、ホームゲームでは3敗。かつて湘南で長く指揮を執った曺 貴裁監督は「アウェイで負けていないからいいとは思わない」と、ホームでの勝利を今節のテーマに掲げている。
対する湘南の山口 智監督は現役生活のラストシーズンを京都で過ごしており、両指揮官がかつて在籍したクラブへ現在地を示す戦いという側面も持っている。
試合は16時キックオフ。両チームの勝点差はわずか『1』で、混戦模様のJ1において上位進出を目指すためには勝利が欲しい状況だ。好調を維持してさらなる上昇を目指す京都、前節の勝利をきっかけに再び浮上を目指す湘南。見ごたえのあるゲームが展開されそうだ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

