G大阪はJFLのヴィアティン三重に対して、先制を許しながらも佐々木 翔悟の加入後初ゴールとデニス ヒュメットのヘディングシュートにより2-1で勝利。今季公式戦で初めて逆転勝利をつかみ取っただけでなく、三浦 弦太が右ひざに大ケガを負った昨年4月末以来の公式戦先発を飾り、復活をアピールした。
一方のFC東京は、直近のリーグ戦からスタメン全員を入れ替えて金沢と対戦し、3-1と危なげなく勝利。バングーナガンデ 佳史扶が約1年ぶりに公式戦での出場を果たしたこともポジティブな要素となった。
G大阪は天皇杯2回戦で宇佐美 貴史や黒川 圭介、山下 諒也を温存できたものの、満田 誠がフル出場、福岡 将太が90分まで出場。また、ネタ ラヴィも59分までピッチに立つなど、一部主力は猛暑が続く中での連戦になるのが気がかりだ。
レギュラー陣のコンディションにバラつきがある中で、注目されるのが古巣戦となる安部 柊斗の存在である。FC東京の育成組織育ちで、明治大を経てFC東京に加入。そこから3年半のときを過ごした古巣との初顔合わせとなる。安部 柊斗は前節・清水戦で先発出場、天皇杯2回戦で途中出場と連戦でピッチに立っているが、ダニエル ポヤトス監督は「自分たちはああいうタイプのボランチを探していた」と失点減に向けてのキーマンとして名指し。今節はホームでの初先発となる可能性がある。その安部 柊斗は「もう僕はG大阪の一員。G大阪のためにすべてを尽くしたい」と口にし、“青黒”の一員としてかつての仲間を迎え撃つ。
12位のG大阪以上に勝利が必要な立場となるのが、17位のFC東京だ。降格圏の18位・新潟との勝点差はわずかに『1』。今節の結果次第では19位にまで転落する可能性があるだけに、必勝態勢でパナソニック スタジアム 吹田に乗り込んでくるだろう。
ただ、天皇杯2回戦では勝利を収めたが、直近のリーグ戦4試合は1分3敗と苦しい戦いが続いている。また、2016シーズン以降G大阪のホームスタジアムとして利用されているパナスタでは過去1勝しかできていない。
国立競技場で行われた4月25日の前回対戦は、3-0と快勝。“鬼門”の地でも勝利を飾れるか。前回対戦で追加点を奪った高 宇洋が、古巣から再度“恩返しゴール”を奪えるかにも注目だ。
勝利に飢える両者は、ドロー決着など望んでいない。熱戦は必至。大阪独特の蒸し暑さが待つナイトゲーム、両サポーターの方々は水分補給対策などもお忘れなきよう。
[ 文:下薗 昌記 ]
