1週間前にエディオンピースウイング広島で行われた第1戦は、ホームの広島が2-1で勝利した。開始11分に中村 草太のゴールで先制した広島は、20分に加藤 陸次樹の豪快なミドルシュートで追加点を奪い、一気にリードを広げた。川崎Fが反撃に出たのは前半終了間際の43分、相手の最終ラインでのビルドアップをカットした伊藤 達哉がそのままドリブルで持ち運び、強烈なシュート。今大会は苦しい時間が長かった背番号17にようやく初ゴールが生まれた。後半はややオープンな展開になる中、追いかける川崎Fにも何度かチャンスはあったが、スコアは動かずにそのまま“前半の90分”を終えた。
ホームでの逆転勝利を目指す川崎Fだが、このシチュエーションを前向きに捉えている。長谷部 茂利監督は「第1戦で勝つことに越したことはなかったですが、この第2戦で勝てばいいというハッキリとしたモチベーションを持てますし、『複数得点を取って、2点差以上で勝てばいい』という常々言っているテーマに則しているので戦いやすい」と試合を見据えた。
その第1戦で戦列に復帰した紺野 和也は、「ケガをする前に出ていたときよりも(選手同士の)距離感はすごく良くなっていると感じた」とチームとしての手ごたえを口にし、第2戦に向けて「あとは、そこからゴールまでどうやって持っていくか。ペナルティーエリアに入ってからの質は自分も含めて上げたいし、そこが上がれば得点は増えると思う。最後は強引に行くのか、もう一工夫崩しにいくのか、そこの使い分けが大事で、強引に行けるチャンスがあれば行きたい。どんどんシュートを打ってチャレンジしていっていいと思う」と、複数得点へのイメージを膨らませていた。
対して、アウェイに乗り込む広島としては、1点のアドバンテージを生かせるかが1つのポイントとなりそうだ。この第2戦でも先制点を奪うことができれば、それは非常に価値のある1点となる。注目は3試合連続ゴール中の中村 草太。39番の決定力が第2戦もカギを握る。チームとしても、“後半の90分”もアグレッシブな戦いを披露し、5連勝で締めくくりたいところである。
[ 文:須賀 大輔 ]


