山形は3連敗のあとに5連勝を達成し、暫定ながらプレーオフ圏内に浮上した。その流れで前節は首位・町田と対戦したが、前半だけで0-3と大きくリードされ、結局0-5と今季最多失点で敗れている。5連勝中は毎試合15本前後のシュートを打たれながらも、最少失点以内に抑える粘り強さで勝利を引き寄せてきただけに、いきなり大敗のダメージを払しょくするのは簡単ではない。
6位・大分とは勝点2差と遠くはない。ただし、プレーオフ圏のボーダー周辺では多くのチームがひしめき合っている。CBで存在感を増している西村 慧祐は大宮から期限付き移籍中のため今節は出場できないが、前節でチアゴ アウベスが10試合ぶりに復帰した明るい材料も生かして、勝利をつかみたい。
一方の大宮は7月以降にフォーメーションを3バックに変更。その後は5試合負けなしと状況が好転していたが、前々節・仙台戦は終了間際の失点で0-1と敗れ、前節・長崎戦は0-4で大敗。前節は先制のチャンスがあった中で21分に失点を喫し、後半序盤の立て続けの失点が響いた。21位・金沢との勝点差は『6』で、20位・熊本とは『8』。残り試合数を考えると、引き分けも許されないような厳しい状況にある。
前回対戦は第8節で、5連敗中だった山形は監督交代直後、渡邉 晋監督の初陣だった。この試合は1-1で迎えた81分に柴山 昌也(現・C大阪)がPKで決勝点を奪い、大宮が勝利。しかし、大宮はこの翌節から二度の6連敗を含む15試合勝ちなしとなり、山形も連敗を『8』まで止められなかった。シビアなシーズン終盤の再戦がどのような結果に終わるのか。どちらにとっても大一番だ。
[ 文:佐藤 円 ]
