前々節のホーム・岡山戦は追いついての2-2ながら、攻撃での狙いを発揮できるシーンも多く、いよいよ停滞感を払しょくできる状態になったかと思われた。しかし、中2日で臨んだ前節・山口戦は、水がたまるピッチコンディションによってここまで培ってきた攻撃ができず、割り切って転換したシンプルな戦い方でも山口に上回られ、0-2で敗れた。2失点はいずれも、このところ目立っているセットプレー絡み。リスタートの際は、特にゴール前でのセカンドボールに対応できるように、最大限の集中力を発揮したい。
対する水戸は前々節で横浜FCに0-2で敗れたあと、濱崎 芳己監督を解任。19位と4試合ぶりに降格圏に沈んで迎えた前節・熊本戦で指揮を執ったのは、2003年以降、選手・スタッフとしてクラブに関わってきた森 直樹コーチ。この“初陣”は、後半に奪った黒川 淳史と落合 陸のゴールで2-0とし、3試合ぶりに勝利してまずは降格圏を脱した。登録手続きが完了した森コーチは、今節から新監督として采配を振るう。
両チームの対戦は、このところ水戸が圧倒。2021年の前期に山形が勝利したあとは、水戸が4勝1分と5戦負けなし。直近の対戦である昨季の明治安田J2第26節では、水戸が3-1で勝利している。山形は攻撃の軸となるビルドアップを水戸のハイプレスに封じられ、苦しい展開を強いられてきた。今節も同じ構図になるのか、あるいはなんらかの変化があるのか。目が離せない一戦になる。
[ 文:佐藤 円 ]
