明治安田生命Ｊ３リーグは8日、9日に第6節の10試合が開催される。
首位に浮上した岩手はホームで相模原と対戦。前節は福島に2-0と快勝を収め、3試合負けなしとしている。リーグトップの12得点を記録する攻撃サッカーが機能するなか、和田 昌士、宮市 剛らを軸とする強力なアタッカー陣が今節も重要な役割を担うだろう。対する相模原は沼津と引き分け、3試合勝利なし。3試合でわずか1得点の攻撃陣が意地を見せられるか。
2位の富山はホームに宮崎を迎える。前節はFC大阪に1-0で競り勝った。4試合連続ゴール中のアルトゥール シルバに今節も大きな期待がかかる。宮崎は愛媛と引き分け、2試合連続のドローとなった。守備の安定は備わる一方で、課題は得点力。石津 大介、山崎 亮平ら経験豊富なタレントが結果を残せるか。
3位の讃岐はアウェイで長野と対戦。前節は鹿児島に快勝を収め、3戦負けなしとしている。DFながら2試合連続ゴール中の奥田 雄大が今節も結果を残せるか。長野は前節、YS横浜を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。失点が続いていた守備が無失点に抑えたのは好材料。攻撃では進 昂平と山本 大貴の2トップに期待がかかる。
4位の松本は北九州の本拠地に乗り込む。前節は鳥取と引き分け無敗をキープしたものの、勝ち切れない試合も目立っている。ここまで2失点と守備の安定は備わるだけに、いかに点を奪えるか。小松 蓮と菊井 悠介の前線コンビにさらなる結果が求められる。北九州は八戸と引き分け、3試合勝利から遠ざかる。今季まだ結果を出せていない上形 洋介に初ゴールは生まれるか。
5位の今治はアウェイでFC大阪と対戦。前節は奈良とドローに終わり、松本と同様に無敗を維持したが、こちらも引き分けが増えている。複数得点を奪いにいく積極的な戦いが求められてきそうだ。一方のFC大阪は前節富山に敗れ、3連敗となった。ここまで3得点・8失点と攻守両面で課題を抱えるなか、いかにチームを立て直していくのか。志垣 良監督の手腕に注目だ。
鳥取はホームに八戸を迎える。前節は松本と引き分け、3試合勝利なし。相手の堅い守りをこじ開けられなかった攻撃陣が意地を見せられるか。八戸は北九州と引き分け、3連勝はならなかった。組織的な守備を実現しているだけに、求められるのは得点力。加入後初ゴールを決めた宮本 拓弥がチームに勢いをもたらせるか。
愛媛はホームで岐阜と対戦。前節は宮崎と引き分け、連勝は2で止まっている。松田 力が好調を維持するものの、他の攻撃陣にも結果が求められるだろう。対する岐阜は琉球を下し、2勝目を手にした。藤岡 浩介に今季初ゴールが生まれたのは好材料で、頼れるエースの復調が勢いを加速させていくはずだ。
沼津はホームに福島を迎える。前節は相模原と引き分け、3試合勝利がない。3試合でわずか1得点の攻撃陣が意地を見せたいところだ。福島は岩手に敗れ、早くも4敗目を喫した。こちらも課題は得点力。ともに結果を出せていないなか、現役時代に磐田の黄金時代を共に築いた両指揮官の手腕に注目が集まる。
琉球はホームで奈良と対戦。前節は岐阜に敗れ、2連敗となった。3失点を喫した守備の修正が大きなテーマとなりそうだ。奈良は今治と引き分け、2試合連続のドローとなった。ともに追いついての引き分けと、粘り強い戦いを実現。途中出場からゴールを決めた嫁阪 翔太が今節も結果を残せるか。
唯一の未勝利で最下位に沈むYS横浜は、ホームで鹿児島と対戦。前節は長野に0-1で敗れている。苦しい戦いが続いているものの、求められるのは積極的な姿勢だろう。アグレッシブに仕掛け、3試合ぶりのホームゲームで初勝利を掴みたい。一方の鹿児島は前節、讃岐に0-2と完敗を喫した。こちらも状態はいいとは言えないなか、昨季15ゴールをマークした有田 光希の復調が待たれるところだ。
■各試合の見どころをチェック
YS横浜vs鹿児島
岩手vs相模原
沼津vs福島
愛媛vs岐阜
琉球vs奈良
FC大阪vs今治
鳥取vs八戸
長野vs讃岐
富山vs宮崎
北九州vs松本
