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J League・スカパー New Year Cup
ニュース
2015/2/4(水)20:01
【JSNYM】大分、安川の決勝ゴールで熊本に勝利
「Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ」で大分トリニータとロアッソ熊本が対戦。3日前に鹿島アントラーズと対戦した大分は、前日までJリーグの新人研修に参加していた選手を含むフレッシュなメンバーで臨む。対して今シーズン初の対外試合となった熊本は、昨シーズンまでの主力選手に新戦力や期待の若手を加えた顔ぶれが並んだ。
前半、熊本は相手パスの出先を抑え、機を見た激しいプレッシングを見せたが、先制点を奪ったのは大分だった。
12分、安川有のロングフィードに抜け出した後藤優介がドリブルで仕掛け、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これをムリロ アルメイダが右足で決めて先制点を奪う。ここから大分が主導権を握り、スピードのある後藤、石川大徳の右サイドを中心に攻勢に出た。
熊本のプレッシングが実ったのは41分だった。新加入の常盤聡が左サイドの深い位置で相手からボールを奪うと、この折り返しをフリーで待っていた巻誠一郎が冷静に決めて同点に追いつく。
大分は前半終了間際の44分に右サイドから絶好機を作る。松本昌也がドリブルで仕掛けたこぼれ球を石川がフォローし、そのまま縦へ突破してクロス。これをムリロ アルメイダがヘッドで合わせたが惜しくもバーを叩き、後藤が詰めたボールはゴール上へ。試合は1-1で前半を終えた。
ハーフタイムに6人を交代させた熊本に対して、大分は前半で見えた課題を修正すべく交代なし。中央からの攻撃にこだわって詰まり気味だった前半から一転してピッチをワイドに使うようになった大分が、熊本のプレスをかいくぐって徐々に主導権を握る。そして76分、キム ジョンヒョンの左ショートコーナーから、「良いボールが来たので合わせるだけだった」という安川がヘディングを叩きつけて大分が勝ち越しに成功。2-1で熊本を下した。
文=青山知雄(サッカーキング)