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岡山
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長澤カラーが色濃く、勢いよく表現されるシーズン

今季のみどころ

昨年のメンバーから約3分の1の選手が入れ替わった岡山。主力として働いた選手の多くが岡山を去ったが、そのダメージはゼロに近い所まで持って来れたのではないか。そんな予感のする開幕前だ。

新加入選手は11名で、そのうち4名が新卒選手。岡山の下部組織出身で昨年、高校生としてファジアーノ岡山ネクストで結果を出してきた石川 隆太ら、フレッシュで活きの良い選手もいる。ダメージをダメージとしない勢いがある。

これまで数回行われた練習試合を経て、「新加入選手も既存の選手もチームに対して良いアプローチをして、新しいものが生まれている。段々と面白みが出て来た」と話すのは、岡山で9年目を迎える澤口 雅彦選手だ。

良いアプローチの結果として、まず目につくのは最終ラインのハーモニーだ。昨年までの2年間、ここには岩政 大樹という絶対的存在のキャプテンがいた。彼が抜けたことで守備陣は再び、自身の能力とリーダーシップの確認に取り組んだ。とくに岡山がリーグ上位の失点数の少なさを誇っていた時代と、その後の、得点が奪えるようになった時代にゴール前で身体を張って来た選手らは、個の持ち味をあらためて表現する段階に入っている。そして互いに認め合った上で、阿吽の呼吸が生まれ始めている。

面白みという点では、様々なポジションに得点シーンを作れる選手が揃っている。昨年とは違う個性が加わり、既存選手との間に起こる化学反応は七変化しながら、攻撃面でシーズンを通して楽しませてくれるだろう。

すべてを統括する長澤 徹監督は、「もともと持っていたファジアーノ岡山の姿をより濃く出し、対戦相手からは、『何だ、これ』と思われるようなチームを作り上げていく」と語る。就任3年目の今季は、長澤カラーが勢い良く、色濃く現れるシーズンとなるだろう。

Reported by 尾原 千明

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