横浜FMは直近の第21節で岡山とホームで対戦。パトリック キスノーボ監督が退任し、シーズン二度目の監督交代直後の一戦で暫定的に指揮を執った大島 秀夫ヘッドコーチは、アンデルソン ロペス、ヤン マテウス、エウベルの3人を前線に並べる、昨季までと同じ[4-3-3]を採用する。しかし、立ち上がりから岡山のハイプレスに劣勢となると、17分にCKから失点。その後は勢いを取り戻し、エウベルとヤン マテウスを軸に攻め立てるが、シュートが三度枠に阻まれるなど運にも見放され、最後まで1点が遠く2連敗となった。“初陣”となった大島 秀夫ヘッドコーチはこう振り返った。
「ハーフタイムに修正して後半はチャンスを作ったという言い方よりも、自分たちがやろうとしているシーン、アクション、姿勢を見せられたことが次につながる。チームとして、選手、スタッフみんなで『この方向性でやっていくぞ』という気持ちは示せた試合になった。この気持ちを持続し、より強くするために、またみんなでやっていくしかない」 確かに後半の45分間で放ったシュートは12本に上り、決定的なシーンも複数回あった。その一方、1点リードする岡山が守備意識を高めたことで攻撃性が引き出された面も否めない。同じスコアや、仮にリードした局面でも同じパフォーマンスを持続させるマネジメントやアイディアも必要になってくる。さらに今節は、FC東京より1日多いとはいえ、中3日の連戦。大島 秀夫ヘッドコーチが先発の人選や交代時間、タイミングでどう工夫するのかも見どころとなる。
対するFC東京は22日、アウェイで行われた第21節でG大阪と対戦。33分、宇佐美 貴史に直接FKを沈められて先制を許すと、52分には同点に追いつく絶好機となったPKをマルセロ ヒアンが決められず。その後、後半アディショナルタイムに追加点を奪われて0-2の敗戦となった。
直近5試合で1分4敗と低迷する中、カギを握りそうなのが、6月から4バックに変更したシステムの成否。「勝っていないので、『手ごたえはあります』とはなかなか言い切れない。ただ続けるだけ。そこを信じて、みんなでやっていくしかない」と、古巣戦となる松橋 力蔵監督は話す。中2日と横浜FMより中日が1日少ない中、どれだけ修正できるか。アウェイチームも指揮官の手腕が問われる局面となる。
[ 文:大林 洋平 ]

