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ここに注目！

試合のみどころ

　明治安田Ｊ１リーグ第10節のFC東京vs柏が、4月11日の金曜日の夜に国立競技場で開催される。

FC東京は前節、昇格チームの岡山に敗れ、6戦未勝利で17位と低迷する。6試合中5試合がノーゴールに終わっており、深刻な得点力不足に陥っている。

今季より指揮を執る松橋 力蔵監督の下で、3-4-2-1の布陣による攻撃的な戦いを目指しているが、ここまではうまく機能していないのが現状だ。

仲川 輝人、佐藤 恵允ら攻撃陣には能力が高いタレントが揃い、今季復帰した橋本 拳人、成長を続ける木村 誠二ら守備で力を発揮する選手も多い。ポテンシャルは備わるだけに、あとはいかにして結果へとつなげていくか。新監督の手腕が問われてきそうだ。

対する柏もリカルド ロドリゲス新監督を招聘し、今季の戦いに臨んでいる。

チーム状態はFC東京とは対照的だ。開幕4戦負けなしと好スタートを切ると、その後に4試合勝利から見放されたが。前節のＧ大阪戦で5試合ぶりに白星を掴み、9節を終えて4位と上位争いを演じている。

最終ラインからボールをつなぐポゼッションスタイルが早くも浸透しており、9節終了時点での平均ボール支配率はリーグトップの59.2％を記録している。

浦和時代にもリカルド ロドリゲス監督の下でプレーした小泉 佳穂をはじめ、経験豊富な原川 力、売り出し中の熊坂 光希ら技術の高い選手が揃っており、ボールを大事にするサッカーを見事に体現している。フィニッシュの質が向上すれば、さらなる上の順位にもたどり着けるだろう。

両者の過去の対戦成績はFC東京の17勝7分18敗とほぼ互角。現在の置かれた状況は異なるものの、過去対戦で死闘を演じてきた両者の激突は、国立競技場という舞台装置も備わるだけに、今回も白熱した戦いとなるはずだ。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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FC東京 FW16佐藤 恵允
大学卒業を待たずして海を渡り、ドイツでプロのキャリアをスタートさせた異色のアタッカーが今季加入。昨夏のパリ五輪にも出場した実力者は、果敢な仕掛けと高い決定力を備え、ここまで2得点と結果を出している。
FC東京 FW19マルセロ ヒアン
鳥栖から加入した期待の新戦力は、昨季リーグ6位の14得点を挙げてブレイク。スピードとパワーを武器にゴールを量産するブラジル出身のストライカーはまだ22歳と若く、伸びしろも十分。新天地での初ゴールが待たれる。
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柏 MF8 小泉 佳穂
浦和から加入したアタッカーは高い技術と確かな戦術眼を併せ持ち、創造性溢れるプレーで攻撃を司る。浦和時代にもリカルド ロドリゲス監督に師事しており、求められるスタイルを高次元で体現する新生・柏のキーマンだ。
柏 MF40原川 力
多くのクラブを渡り歩いた経験豊富なプレーメーカーが、今季加入。精度の高いキックを備え、長短のパスで攻撃を巧みに操舵する。直接ゴールを陥落するプレースキックも大きな武器。昨季まで所属した古巣対戦に燃えている。

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