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FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 2025シーズンのオープニングマッチとなるのがG大阪とC大阪のダービーマッチだ。長年、ライバル関係にある大阪の両雄が、2月14日金曜日の夜に他試合に先駆けて激突する。
 昨季は4位と躍進し復活を印象付けたG大阪は、3年目を迎えるダニエル ポヤトス監督のもと、2014年以来となる11年ぶりの優勝を目指す。
 昨季の戦いを支えたのはリーグで2番目に少ない失点数を記録した堅守だ。守護神の一森 純、センターバックの中谷 進之介ら昨季の守備陣の主軸はいずれも残留し、今季も安定した戦いを見せるだろう。
 一方で昨季はリーグ10位の得点数に留まった攻撃力の向上が今季の重要なテーマとなる。得点源だった坂本 一彩が海外移籍したのは痛手ながら、エースでキャプテンを務める宇佐美 貴史は健在で、ここにドイツでプレーしていた奥抜 侃志が加入。期限付き移籍先で経験を積んだ南野 遥海と唐山 翔自の2人の若きストライカーもG大阪の攻撃のカギを握る存在だ。
 対するC大阪は4シーズン指揮を執った小菊 昭雄監督が退任し、今季よりアーサー パパス新監督の下でリスタートを切る。
 2019年に横浜FMのコーチを務め、優勝に貢献したオーストラリア出身の新たな指揮官は、スピードを生かした攻撃的なサッカーを標榜する。エースのレオ セアラが移籍したものの、チアゴ アンドラーデ、ラファエル ハットンと2人のブラジル出身のストライカーを迎え入れ、期限付き移籍先の仙台でブレイクした中島 元彦も復帰。レオ セアラの決定力頼みだった昨季とは異なり、多彩な攻撃を見せてくれそうだ。
 一方で最終ラインには横浜FMから畠中 槙之輔を獲得。足元の技術に長けた経験豊富なセンターバックが、攻守両面で重要な役割を担うだろう。
 両者のリーグ戦通算対戦成績は24勝7分17敗とG大阪が大きくリードするが、昨季は1勝1敗と五分の結果だった。継続路線のG大阪か、新体制で挑むC大阪か。いずれにせよ、両者の意地とプライドがぶつかり合う熱い戦いが繰り広げられるはずだ。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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ガンバ大阪 FW7宇佐美 貴史
エースにしてキャプテンの大役も担うG大阪の象徴。12得点・8アシストを記録した昨季はベストイレブンにも選ばれ完全復活を印象付けた。守備の貢献度も高まった替えの利かない存在は、今季も力強くチームを牽引する。
ガンバ大阪 MF44奥抜 侃志
大宮で育成され、海を渡ったドリブラーが3シーズンの欧州での経験を経て、今季加入。キレのある突破でサイドを攻略し、鋭いカットインからゴールを陥れる。日本代表経験もある期待の新戦力がG大阪の新たな武器となる。
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セレッソ大阪 MF8香川 真司
長年、欧州で活躍し、代表の10番も背負った国内屈指のアタッカー。一昨季に古巣に復帰するとボランチとして新境地を開拓したが、昨季は怪我に苦しみ出番が減少。3月に36歳となるベテランは新監督の下で復活を目指す。
セレッソ大阪 DF44畠中 槙之輔
横浜FMから加入した経験豊富なセンターバック。対人守備の強さに加えて足元の技術も備え、精度の高い縦パスで攻撃のスイッチを入れる。新監督とは横浜FM時代にも共闘しており、戦術の体現者としてかかる期待は大きい。

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