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FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 優勝争いの結末を左右する大一番が、17日の金曜日の夜にノエビアスタジアム神戸で開催される。

史上2チーム目の3連覇を狙う神戸は、現在勝点60で4位につける。一方、勝点65で首位に立つのが鹿島だ。神戸とすればこの試合で勝つことが逆転優勝への大きなポイントになる。逆に敗れれば、その差は8ポイントに拡大し、残り試合数を踏まえると3連覇が厳しくなる状況だ。

神戸は前節、浦和に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。PKを防がれるなどチャンスを作りながらもゴールが遠く、後半立ち上がりに失った1点に泣いた。守備の安定感は保たれているだけに、求められるのは決定力。今季はまだ1ゴールに留まる昨季MVPの武藤 嘉紀の復調が待たれるところだ。

対する鹿島は2016年以来の優勝に向けた重要な一戦となる。前節はG大阪と引き分け、連勝が4でストップしたものの、10戦負けなしと力強い戦いを続けている。この10試合で5つのクリーンシートと守備の安定が光る一方、鈴木 優磨とレオ セアラの2トップが牽引する攻撃にも迫力が備わる。

G大阪戦では終了間際にPKを失敗したものの、高い決定力を誇る18歳の徳田 誉らベンチにも生きの良いタレントが控える。接戦となれば鬼木 達監督のベンチワークが大きなカギを握るだろう。

3月に行われた前回対戦では鹿島が1-0で勝利を収めている。その試合で決勝点を挙げたレオ セアラが今回も大仕事をやってのけるか。後のない神戸とすれば、なりふり構わず勝点3を狙いに行くだろう。持ち前のハイインテンシティをどこまで保てるかが、勝利へのポイントになりそうだ。 


FOCUS PLAYERS
注目選手

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ヴィッセル神戸 DF24酒井 高徳
熱いプレーでチームを鼓舞する神戸の闘将。90分間に渡ってフルパワーで上下動を繰り返し、ライン際で絶大な存在感を放つ。鋭いクロスと対人プレーを売りとするが、機を見てゴール前にまで顔を出し決定的な仕事もこなす。
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鹿島アントラーズ GK1早川 友基
鋭い反射神経を利したセービングで好守を連発する守護神だ。至近距離からのシュートに素早く反応し、ハイボールの対応も安定。正確なフィードで攻撃の起点にもなる。今年7月にデビューした日本代表にも定着しつつある。

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