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試合のみどころ

明治安田J1リーグ第27節の柏vs浦和は、8月22日の金曜日の夜に開催される。

柏を指揮するリカルド ロドリゲス監督は、かつて浦和を率いた経験を持つ。そんな因縁めいた一戦は、勝点3差にひしめく3位と7位の上位対決でもある。

ホームの柏は前節、岡山に敗れ、首位浮上のチャンスを逃している。ボールポゼッションで大きく上回りながらもシュートは5本に終わり、終了間際に1点を返すに留まった。

それでも今季の柏の特長はリーグトップのボール支配率を実現するパスワークにある。卓越したポジショニングと素早いパス回しをベースに敵陣へと迫っていく。前線には垣田 裕暉、細谷 真大ら多士済々のタレントが揃っており、バリエーション豊かなパターンでゴールを陥れる。

小気味よい攻撃を奏でる一方、クリーンシートの数もリーグトップの12試合を数える。ボールを保持することで相手の攻撃時間を削るサッカーは、今季のJ1でも屈指の機能美を誇っている。

対する浦和は前節、名古屋を下し、2連勝を達成した。

今季の浦和はクラブワールドカップに参戦したことでハードスケジュールを強いられたが、夏の補強が奏功し、ここへきて4戦負けなしと調子を上げてきた印象だ。

なかでも存在感を放つのが、小森 飛絢だ。海外でのプレーを経験したストライカーは、加入後5試合で4ゴールと勢いよく得点を積み重ねている。もっともその小森が、前節に負傷交代したのが気がかりな点。今節の出場は微妙な情勢だが、松尾 佑介、チアゴ サンタナと1トップを務められる人材は他にもいるだけに、彼らのパフォーマンスがポイントになりそうだ。

3月に行われた前回対戦では、柏が2-0と快勝を収めているが、通算対戦成績では浦和が28勝9分18敗と大きく上回っている。

優勝争いに踏み止まりたい浦和がリベンジを果たすのか、柏がシーズンダブルを達成し、優勝に向けて勢いを加速させるのか。真夏の夜の一戦は、両サポーターの迫力の声援も相まって、白熱の一戦となることは間違いない。
 

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注目選手

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柏レイソル MF8小泉 佳穂
昨季まで浦和に所属したフレキシブルなアタッカー。卓越したテクニックと戦術眼を併せ持ち、浦和時代にも師事したリカルド ロドリゲス監督の要求にハイレベルに応える。前回対戦では2アシストで勝利の立役者となった。
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浦和レッズ MF8マテウス サヴィオ
長年プレーした柏を離れ、今季より浦和に新天地を求めた。ハイインテンシティ下でもクオリティを落とさず、力強い突破や豪快なフィニッシュワークで攻撃に勢いを生む。前節の名古屋戦では1得点・1アシストの活躍。

MATCH CARD明治安田Jリーグ
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