FRYDAYNIGHT j.league

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 東京VとC大阪の一戦が、25日の金曜日の夜に味スタで開催される。

昇格1年目の昨季は6位と躍進を遂げた東京Vだが、今季は開幕から苦戦が続いている。2連敗スタートとなると、3節に初勝利を挙げたが、その後も勢いに乗れていない。前節は川崎Fとスコアレスドローに終わり、これで5試合勝利なしとなった。

5試合中4試合が引き分けと、勝ち切れない試合が目立つ。その原因は深刻な得点力不足だろう。ここ3試合はいずれも無得点とゴールが遠い状況に陥った。

木村 勇大、染野 唯月ら有望な攻撃のタレントが揃うだけに、ひとつきっかけを得られれば好転していく可能性も高い。守備の安定感は備わるだけに、良い守備を良い攻撃へとつなげていきたい。

対するC大阪は今季、アーサー パパス新監督を招聘し、攻撃スタイルへと舵を切った。開幕戦ではライバルのG大阪を5-2で撃破する好スタートを切ったが、2節からは6戦未勝利と勢いに乗れず、その後も勝ち負けを繰り返す展開となっている。前節はFC東京に勝ち切れず、今季初の連勝を逃した。

それでも新たなスタイルは着実に浸透しているようだ。ここまで16得点はリーグ4位タイ。リーグトップの走行距離を誇り、ボール支配率の高さでも上位に付ける。ラファエル ハットンを軸とした強力な3トップもしっかりと結果を出している。

失点の多さが勝利につながらない要因だが、守備が整備されてくれば、好転の兆しは見えてくるはずだ。

16位の東京Vと14位のC大阪。現状は苦戦している両チームだが、このナイトゲームを制し、復調のきっかけを見出すのは果たしてどちらのチームか。


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注目選手

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東京ヴェルディ MF16平川 怜
若くして注目を集めた早熟のプレーメーカー。卓越したボールコントロールと視野の広さを生かしたパスワークが持ち味だ。東京Vには今季加入。当初はベンチ要員も指揮官の求める基準を満たし、7節からスタメンに定着した。
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セレッソ大阪 FW9ラファエル ハットン
ブラジルからやって来た新たなエース。強靭なフィジカルと得点嗅覚を利した決定力の高さが売りだ。かつては新潟に在籍し、その後に欧州でのプレーも経験。10年ぶりの日本の舞台でスケールアップした姿を見せつけている。

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