2019明治安田生命Jリーグ 2019明治安田生命Jリーグ

開幕への意気込み

ガンバ大阪U-23

森下 仁志監督が就任。G大阪U-23にタフさを叩き込み、開幕戦へ

 昨季はJ3参入後、最高成績となる6位でフィニッシュ。トップチームに高 宇洋や一美 和成(現・京都)らを送り出すなど、セカンドチームとしての機能性を見せたG大阪U-23は、今季から新たに就任する森下 仁志監督のもと、さらなる成長を目指している。

 磐田や京都などでも指揮をとった森下監督は、かつてG大阪でもプレーしたOB監督でもある。クラブに託されたミッションは、若手のさらなる引き上げだ。

 1月の始動直後から、数多くの練習試合を組み込み、実戦形式で森下流のスタイルを浸透させてきた。その狙いは「うまい選手がしっかりと戦えるようになれば、これ以上の武器はない」というもの。

 昨季のG大阪-23はリーグ屈指の攻撃力を誇った。森下監督は今季、「走る」「戦う」「諦めない」というタフなスタイルを選手たちに叩き込むつもりだ。

 「トップの選手を脅かす選手を送り出したい」と話す森下監督だが、もちろんJ3の舞台で求めるのは結果でもある。

 熱血漢の指揮官のもと、1月から着実にチーム作りを進めてきたG大阪U-23は、要所に見るべき選手もそろっている。堂安 律(フローニンゲン)とはアカデミー時代からの同期で、ドリブルに長けた食野 亮太郎は昨季J1でもプレー。「ここからもう一度トップに食い込む」とブレークを目指している。

 そして『宮本 恒靖チルドレン』の一人として昨季、トップデビューした高江 麗央も「J3では圧倒的なプレーを見せないとJ1で通じない」と気合十分だ。

 文:下薗 昌記(エル・ゴラッソG大阪担当)

 

■監督コメント

森下 仁志監督: J3リーグの開幕戦ですが、すでにトップのリーグ戦は始まっています。選手が目指すところはトップでポジションを取ることです。そのためにもJ3は大事な試合ですし、サポーターも来てくれるので個人がチームのために選手がどれだけ戦えるか。そこが一番必要なところなので、試合で見せたいですね。(1月の始動以降、数多くの練習試合を重ねてきた。森下監督が目指すスタイルも徐々に浸透してきたように見るが?)やるべきことをやりきるだけ。スタイル的にはトップと変わりなくやっているつもりですが、責任感とかサボらない、逃げないという姿勢は少しずつ練習試合で出ている。ただ、開幕戦で対戦する相手はプロ選手なので、そういう選手に対して、今までやってきたことが出せるか楽しみ。(開幕戦の相手は新たに参入した八戸だが?)どのカテゴリーでも、上がって来るチームは成功体験を持ってくる。相手も開幕から頑張ってくるでしょうし、一体感があるので受け身に回るとダメ。ただ、僕らは、相手のことは関係なく自分たち主導でサッカーをやるつもりです。

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