2019明治安田生命Jリーグ 2019明治安田生命Jリーグ

開幕への意気込み

栃木SC

栃木vs金沢の和やかな前夜祭。栃木の田坂 和昭監督は新加入選手を警戒も金沢側は煙幕作戦

 23日、宇都宮市のオリオンスクエアで開催された栃木と金沢の開幕戦前日記者会見は「キリンビールpresents 栃木SC開幕戦前夜祭? 開幕まで待ちきれないからオリスクに集まっちゃおう!!?」と銘打たれ、イベント直前には先着100名に提供される無料ビールの前に長蛇の列が。イベントMCから「金沢のサポーターさんはいますか?もう餃子は食べられましたか?」と問いかけられた金沢サポーターが「このあと『来らっせ』(さまざまな宇都宮餃子を食べられる餃子店が集結した場所)に行きます!」と答えると会場に駆け付けた約300名ほどの栃木サポーターから拍手が沸き起こった。

 そんないい雰囲気は両チームの記者会見にも及んだ。金沢の印象を問われた栃木の田坂 和昭監督が「新加入選手の情報がないのでそこが警戒ポイントです」と回答した直後、新加入のコスタリカ人FWクルーニーの特徴を記者から問われた金沢の柳下 正明監督が「背が高いです」とだけ答えると会場はどっと笑いに包まれた。金沢の清原 翔平選手も「クルーニーは日本語を覚えている最中です」と情報を小出しにしてさらに笑いを誘った。

 会見の最後にスコア予想を聞かれると田坂監督は困った表情を浮かべながら「2-0。理由は言えません(笑)」と回答。続いて柳下監督が「3-2で金沢の勝ち」と答えると会場の栃木サポーターからお約束のブーイングが。ただ柳下監督が「開幕戦なので何が起きてもおかしくない。失点は仕方がないので失点より得点をたくさんとりたいんです」と理由を話して会場を納得させる一幕もあった。

 終始和やかな雰囲気で進んだ開幕戦直前の両チームの記者会見は、まさに前夜祭そのものだった。

 文・写真:鈴木 康浩(エルゴラッソ栃木担当)

 

■選手・監督コメント

田坂 和昭監督(栃木):「今までの栃木の伝統の堅い守備を継続しつつ、そこに攻撃のオプションを加える。全員で守備も攻撃もする一体感を大事にしたいですし、全員がひたむきに戦い、最後まで走り切れるところがアピールポイントです」

藤原 広太朗(栃木):「金沢は目の前の相手に競り負けない、球際の勝負に拘ってくるタフで強いチームという印象です。あとは柳下監督が結構怖い印象はあります、ベンチで怒っている印象が強いです(会場笑)」

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