2019明治安田生命Jリーグ 2019明治安田生命Jリーグ

開幕への意気込み

鹿児島ユナイテッドFC

「J2とはどんなリーグか?」J2・1年生の鹿児島に先輩・徳島からのアドバイス

 開幕戦を前日に控えた23日、鹿児島市のサンロイヤルホテルで鹿児島、徳島の両監督、主将による試合前記者会見があった。鹿児島にとっては記念すべき“J2元年”の開幕戦を盛り上げるべく、会見場には一般参加者も募った。地元メディア関係者、一般参加者約100人が集い、開幕直前の両監督、主将の言葉に耳を傾けた。

 初めてのJ2を地元で迎える高ぶりか、鹿児島の金 鍾成監督、中原 秀人主将はやや緊張した面持ち。「選手が物おじせず、前かがみになって攻め続ける。その変化と成長を楽しんでほしい」と金 鍾成監督。中原主将は「これまでトレーニングしてきたことを、自信を持ってピッチでプレーしたい」と初陣らしいフレッシュな意気込みを述べた。

 対する徳島のリカルド ロドリゲス監督、岩尾 憲主将はJ2の“先輩”らしい落ち着いた雰囲気を漂わせていた。ロドリゲス監督は「見に来た人が楽しんでもらえるサッカーをやりたい」と抱負。「アウェイに来たのを感じる」と第一声で述べた岩尾主将は「やるべきことをしっかりした上で、やりたいサッカーを」と語った

 どちらも“攻撃的なサッカー”を持ち味としており、両指揮官とも「ゴール前での攻撃、守備の精度」を開幕戦の勝敗のカギに挙げていた。「J2とはどんなリーグか?」という問いに対してロドリゲス監督は「厳しいリーグで攻撃的サッカーをやるチームが苦しむ」としつつも「美しいリーグ」だという。岩尾主将は昨夏4選手が移籍したことを挙げて「良いプレーをすると上に引き抜かれるので要注意を」とアドバイスして会場の笑いを誘っていた。

 文・写真:政 純一郎(エルゴラッソ鹿児島担当)

 

■選手・監督コメント

 金監督(鹿児島):ボールやゲームを支配したからといって勝てるわけではない。最終的に勝敗を分けるのはゴール前でいかに多く点を取り、いかに守るか、その質だと考える。そのためにゲームを支配し、ボールを支配する。中盤でどちらがボールを持てるかが試合の流れを左右すると思う。

  ――どんなプレーでチームを引っ張りたいか?

 中原 秀人(鹿児島):守備からのボールを前線につなげるのが自分の仕事。まずは自分の特徴をプレーで出してチームを引っ張りたい。守備では相手のキー選手やFWをつぶし、良い攻撃につなげたい。

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