開幕への意気込み
アルビレックス新潟
新潟は老舗料亭でホーム開幕会見。ピッチの前に、お座敷でキャプテンが舞う
アルビレックス新潟は7日、ホーム開幕戦前会見を行った。
今季からJ2、J3クラブはカンファレンスに参加せず、各ホームタウンで独自に行う。新潟が選んだのは、日本料理 行形亭(いきなりや)の寿の間(新潟市中央区西大畑)。国の登録有形文化財でもある老舗料亭のお座敷に、片渕 浩一郎監督と主将の加藤 大が登場した。会場には報道陣のほか、シーズンパス購入者の中から抽選で招待されたサポーター30名も参加した。
今季のホーム開幕戦は9日。デンカビッグスワンスタジアムに、リーグ2連勝中の強敵・柏レイソルを迎え撃つ。片渕監督は柏戦に向けて「非常に力のあるチーム。クリスティアーノを筆頭に、前線に武器を持った強力なストライカーを擁している。守備一辺倒では相手の思うツボだと思う。相手の勢いを受けず、出鼻をくじくようなしかけをどんどんしていきたい」と意気込みを語った。
会見後は、新潟芸妓のあやめさん、菊乃さん、さつきさんの3人が登場し、加藤が「樽拳(たるけん)」に挑戦。三味線と歌に合わせて芸妓さんとじゃんけんをし、負けたらその場で一回転するというお座敷遊びで会場を盛り上げた。
締めの挨拶は加藤。「今年はホームに強い新潟を見せていきたい。ホーム全勝を目指して戦っていきたいので、応援してください」と呼びかけると、サポーターから温かな拍手が送られた。
文・野本 桂子(エル・ゴラッソ新潟担当)
■選手・監督コメント
――アウェイで2試合終えて、ホームに戻る心境は。
片渕監督:今日ビッグスワンでトレーニングをしました。やはり「ここが我々のホーム。ここでたくさんのサポーターとともに勝利の味を分かち合いたい」という思いが強くなった。幸い、雪がない。例年あってもおかしくないが、本当に天候に恵まれ、ビッグスワンでできるのはみなさんの思いが届いた結果だと思うので感謝したい。だからこそ、結果にこだわってやっていきたい。内容の良い、新潟らしいゲームをやりたい。ただそれよりも、やはり結果にこだわることを、選手とすでに共有している。そういう戦いができる状況は、ハード面、ソフト面もにそろった。楽しみにしていただきたい。
加藤:今日ビッグスワンで練習して、「やっとここに戻って来られた」という気持ちになりましたし、「早くサポーターの前でプレーしたい」という気持ちになりました。(アウェイで勝利し、)勢いを持って帰ってこられたので、この流れを止めずにしっかり勝ち切りたいと思います。