2019明治安田生命Jリーグ 2019明治安田生命Jリーグ

開幕への意気込み

ヴァンラーレ八戸

スタジアムを緑に染めろ! 八戸、初のJリーグホーム開幕戦では「観客がワクワクする試合を」

 3月22日、八戸のホームであるダイハツスタジアム内にて、いよいよ24日に迎えるホーム開幕戦に向けた直前会見が開催された。出席者は、大石 篤人監督、須藤 貴郁キャプテン、秋吉 泰佑副キャプテン、近石 哲平副キャプテンの4名。風の強さがたびたび話題となるここダイハツスタジアムは、この日もやや強風気味で体感温度は低く、今週末24日のホーム開幕戦も防寒必須と予想される。5,000人以上の収容人数であるスタジアムを超満員にして、青森県初のJリーグ公式戦開催を盛り上げたいところだ。

 八戸は今季J3に参入したチームとあり、リーグ内でも注目を集めている。そうした中、開幕から1勝1分の勝点4と決して悪くはない結果。ホーム開幕戦をいい形で迎えられそうだ。

 しかしながら、この2試合ともに前半の立ち上がりの悪さが目立ち、後半に攻撃のギアが上がる展開。大石監督は、「八戸の力が半分も出ていない」と評し、「選手たちがまだJに慣れていないことと、地に足がついていない状態」とその原因を挙げた。一方で、1勝1分と最低限の結果を出していることについてはポジティブな評価を下し、「八戸がやりたいスタイル+90分を通して自分たちのサッカーをして、ホーム開幕で勝点3をとりたい。サポーターにはスタジアムを緑に染めていただき、ヴァンラーレに関わるすべての皆様の後押しを受け、日曜日に勝利を得たい」と意気込みを見せた。出席した3選手も、「観客がワクワクする試合をして、しっかり勝点3を取りたい」と口をそろえた。

 文:佐藤 梨香(エルゴラッソ八戸担当)

 

■選手・監督コメント

大石 篤人監督(八戸):「(YS横浜は)J3元年からいるチームで、昨季からボールをつないで崩すところに特化して攻撃を繰り広げていて、ボール保持に長けている。そうした相手に対しても、自分たちがやるべきことを90分通してやることで勝点3につながる。自ら考え行動するということを1月から言ってきて、相手の強みや弱みをしっかりと見極め、どう対処していくかの判断を間違えなければ選手たちの判断材料ができていくので、それが増えれば増えるほど、ホーム開幕での勝利につながっていくと思う」

須藤 貴郁(八戸):「大事な試合で勝てないというイメージが今まであったと思うが、今年は違うというところを見せたい。初めて見る人たちに『ヴァンラーレは泥臭く粘り強い戦いができるたくましいチーム』と思ってもらえる試合にしたい」

近石 哲平(八戸):「開幕して初めてのJリーグだったので、この2試合は『勇気とチャレンジ』ができていなかった。相手をリスペクトしすぎた結果が前半の立ち上がりの悪さに表れた。ホーム開幕は『勇気とチャレンジ』を持てれば相手を押し込めるし、いい形で試合に入れる。細かな戦術というよりは、チャレンジをもっとしていくことが必要」

秋吉 泰佑(八戸):「ポジティブに捉えると、前半でもいいところがあるし、前節の長野戦では前半で押されながらも結果として相手を失点ゼロに抑えらた。後半はむしろ『絶対自分たちが勝てる』という自信を選手たちが持っていた。『走り勝つ』とか『戦う』とかそういった部分で自信があるので、それを90分間できればいいかなと思う」

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