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【 プレシーズンマッチ:新潟 vs 大連実徳(中国) レポート】若手主体の新潟は大連実徳と互角以上の内容でドロー。FW末岡龍二が成長を示すゴール!(05.07.29)

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7月28日(木)新潟市合併記念国際親善マッチ
新潟 2-2 大連実徳(19:30/新潟ス/31,074人)
得点者:18分 イエン ソン(大連)、21分 上野優作(新潟)、68分 末岡龍二(新潟)、86分 ゾラン ヤンコビッチ(大連)
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FW末岡が期待に応えた。1対1で迎えた68分、梅山の右サイドからのクロスに頭で合わせてゴール。新潟は後半に10代の選手を5人投入するなど、若手主体のメンバー構成。その中で再開後のリーグ戦に向け、大きく存在をアピールした。大連実徳は足が止まり、パワー、スピードともいまひとつ。ただ、高い個人技を随所で披露した。18分にFWイエン・ソンが先制、1対2とリードされた86分にはFWヤンコビッチがゴールを奪い、引き分けに持ち込んだ。
 
硬かった表情が一気に緩んだ。ゴールを決めた末岡は、駆け寄ってくるチームメートたちと笑顔で抱き合った。

「ドンピシャのタイミングでした」。梅山のクロスに合わせて、体勢を立て直す。近くにいた河原和寿から離れ、ファーに入る。「うまく入り直すことができた」とイメージができたところで、きっちりとヘディングシュート。身長169センチと小柄。「あまりヘディングは得意じゃないんですけどね」。それでも、ボールに仕掛けるタイミング、動き出しのスピードは、180センチ台の大柄な選手がそろう大連実徳の当たりの強さを十分に上回っていた。

末岡のこの試合にかける意気込みは、チーム一と自負していた。新潟には2002年から在籍している。昨季はシンガポールリーグに所属する新潟シンガポールにレンタル移籍。チーム最多の12得点を挙げた。今季、自信をつけて新潟に復帰。はじめてJ1クラブに籍を置いた。

ただ、シンガポールのフィジカルの強さに対応できた分、日本のサッカーのスピードに戸惑った。リーグ戦序盤はベンチ登録はおろか、練習もサテライトのメンバーに組み込まれていた。

それでもモチベションを下げることはなかった。「特別なことはしていないですけど、練習、サテライトの試合が終わるたびに反省を繰り返していました。いつ出番が来てもいいように」。第17節・名古屋戦で初めてベンチ入りした。出番はなかったが、リーグ戦の雰囲気を肌で感じたことは大きかった。「あれで試合の入り方とかがわかった」。大連実徳の当たりの強さにも「シンガポールもあんな感じでしたから」と気後れはなし。プレシーズンマッチとはいえ、新潟スタジアムではこれが初ゴール。「この1点は大きいです」と笑顔を見せた。

大連実徳は実力を出し切ることができなかった。コンパクトさを欠き、新潟にゲームをコントロールされた。攻守に渡って動き出しの鈍さが目立った。それでも個人技の高さは見せつけた。18分のイエン・ソンの先制点はハーフウエー付近からドリブルで持ち込んで奪ったもの。86分に同点弾を決めたヤンコビッチは、要所ではきっちりとバイタルエリアでプレー。ゴールは新潟のディフェンスの間を冷静に抜いた1本だった。

新潟は末岡の奮戦があったとはいえ、全体的な若手のできに対して、反町康治監督の採点は厳しい。「特に後半に出場した選手たちからは『やってやろう』という気持ちが感じられなかった」。唯一、高く評価したのが特別指定選手のMF田中亜土夢(前橋育英高3年)。正確なスルーパスとひたむきにボールに向かう姿に「高校を卒業したばかりでお金をもらっているプロより、お金をもらっていない高校生の方がはるかにいい」。若手の台頭を促すというテーマは未消化に終わった。

新潟は中断期間を利用し、8月1日から6日まで十日町市でキャンプに入る。今回評価を得られなかった若手にとってはここが正念場。チームにとっても戦力を整え直す重要な場になる。

以上

2005.07.29 Reported by 斎藤慎一郎
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