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【J1:第24節 東京V vs 川崎F レポート】東京V3連敗、再び降格圏へ。川崎Fは順位をひとつ上げ8位へ浮上!(05.09.18)

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9月17日(土) 2005 J1リーグ戦 第24節
東京V 1 - 2 川崎F (16:01/味スタ/8,159人)
得点者:'5 寺田周平(川崎F)、'12 ワシントン(東京V)、'63 今野章(川崎F)
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久しぶりのデーゲーム開催となった味の素スタジアム。
東京Vは連敗脱出を、川崎Fは連勝をかけた一戦は、くっきりと明暗の分かれる結末となった。

「順位を考えても、相手は最初から飛ばしてくるだろうと思っていた」と川崎F・中村が話したように、東京Vは立ち上がりからアタックを仕掛け、開始1分にはCKを得る。しかし、川崎Fも受けに回ることなく、積極的な守備から攻撃に繋げ、3分にはFKから寺田がヘディングシュート。これは枠を捉えなかったが、その2分後、早々と川崎Fに生まれた先制点もこの形からだった。
開始5分、我那覇が倒され得たFKはゴール正面、約40メートルの場所。キッカー・MFマルクスがボールをセットしている間に、後方からするすると上がってきた寺田に東京Vのマークは付いておらず、そのまま走りながらヘディングシュート。今度は見事に決まり、川崎Fが大事な先制点をモノにした。

一方、予想外に早い時間から追いかける展開となり「全てに焦りだした。失点後に急にミスも増えた」と話したのは東京V・小林大悟。チームの置かれている状況を考えれば、精神的にも苦しくなったのは間違いない。

しかし、そのミスから失点を喫したのは川崎Fの方だった。12分、谷口が下げてきたボールを受けた寺田が、ゴール前で狙っていた東京V・ワシントンにボールを奪われあっさりとゴールを許し、同点。わずか12分間で2つのゴールが生まれ、結局試合は振り出しに。

ここから試合は停滞した流れになる。追いついた東京Vが勢い付くかと思われたが、ボールは回しても攻撃が単調に終わることが多く、フィニッシュまでなかなか辿り着けない。カウンターを狙う川崎Fには20分、FWジュニーニョがフリーでゴール前という決定的な場面が生まれるが、決まらず。互いに球離れが遅く中盤でボールを奪われる場面も多く、共にリズムを引き寄ることができないまま時間が過ぎていった。

そして37分、この日最初の「交代」が行われた。開始15分に相手DFと接触した川崎F・マルクスが、自らベンチに右足の痛みを訴え交代をアピール。関塚監督は約2ヶ月ぶりのリーグ戦出場となるMF今野を投入、今野はそのままマルクスのポジションへ。

恐らく、関塚監督にとってマルクスのゲーム離脱は想定外、手痛い「交代」だっただろう。今野自身、アクシデントからの突然の交代に「ピッチに入った時はミスばかりで、大丈夫か?と自分に問いかけながらプレーしてた」と試合後振り返っていた。しかしその今野が、30分後には大きな仕事をやってのけることになる。

1−1で迎えた後半、開始から積極的に攻めたのは川崎F。ジュニーニョがいきなりミドルシュートを放つと53分にはカウンターからCKのチャンスを掴み、箕輪がヘディングシュート。56分にも今野がミドルで狙う。東京Vの運動量が徐々に落ち、中盤が開いてできたスペースを川崎Fが突き始めた。

そんな中59分、川崎Fと同じく、東京Vでもアクシデントからの「交代」が模索された。
こちらは左足を痛めたワシントンが担架で運び出され、ベンチは元々FW平本と交代させるつもりで用意していたMF平野をスタンバイ。ワシントンは一旦ピッチに戻ったものの、やはりプレー続行は不可能だとして、自らベンチへと向かった。

ピッチ上の東京Vの選手が10人となったこの時、試合が動く。右サイドを上がった川崎F・DF箕輪がゴール前へ出したパスは、東京V・DF戸川に当たり、「箕輪と目が合ったから、絶対来ると思って」走りこんだMF今野の足元へ。これを今野が右足できっちりと決め、貴重な追加点を奪うことに成功した。

アクシデントでの交代策の間に失点した東京Vと、交代で入ってきた今野が得点を挙げた川崎F。この日の明暗を感じずにはいられないが、再び追いかける立場となった東京Vの戦況は、この後も劇的に好転することはなかった。

失点後、バドン監督はFW平本とDF米山を下げMF玉乃とFW町田を投入。戸田、小林大悟、平野を3ボランチ気味に配し、最終ラインを4バックにし総攻撃をかける。前半は見ることのできなかった、取って、繋ぎ、回しながら何度もチャレンジを繰り返し、2次3次と続く分厚い攻撃もあった。が、「最後は中で対応すればいいと落ち着いていた(DF寺田)」川崎F守備陣の踏ん張りもあり、結局追いつく事ができないまま試合終了。

東京Vの選手達は、ホイッスルと同時にピッチ上に膝を落とし、呆然とした表情を浮かべた。対照的に歓喜に沸く川崎Fのサポーターソングがスタジアムにこだまする中、東京Vの3連敗、川崎Fの連勝が確定した。

以上

2005.09.18 Reported by 高木聖佳
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