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【J2:第6節 水戸 vs 千葉】プレビュー:自信と危機感が交錯する90分。勝負を分けるのは、“チーム一丸”で戦えるかどうか(11.10.18)

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10月19日(水)J2 第6節 水戸 vs 千葉(19:30KICK OFF/Ksスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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第31節から中2日で挑む今節。両チームの表情は対照的だ。 
前節、迫力に満ちた攻撃で東京Vをあと一歩まで追い込み、公式戦5試合負けなしで自信を手にした水戸。一方、千葉は前節2度のリードを守り切れずに痛恨の逆転負けを喫して危機感を募らせている。そうしたメンタル面が中2日の今節に大きく影響を及ぼすに違いない。 

千葉はJ1昇格に向け、これ以上負けることはできない瀬戸際の状態にある。今節に向け、「死にもの狂いで挑んで来る」(本間幸司)ことが予想される。なりふり構わず、勝点3を目指して向かってくることだろう。水戸は「それに立ち向かう強い気持ちが大事」(本間)だ。「中途半端な気持ちで試合に入ったら痛い目に遭う」(本間)こととなるだけに、自信が過信にならないように千葉以上の危機感を持って試合に挑まなければならない一戦である。

まず、水戸が注意したいのは、千葉の「飛び道具」(柱谷哲二監督)と言えるセットプレーだ。特にマーク・ミリガンの投げるロングスローは気をつけなければならない。前節もミリガンのロングスローを深井正樹が頭で押し込んでゴールを決めており、今節もゴールに近いエリアからはゴール前目がけて投げてくるはず。「しっかりコミュニケーションを取って対応したい」と言う加藤広樹をはじめ守備陣が集中を保ってしのぎきることが求められる。 
また、「ロングボールが主体」(小池純輝)の千葉の攻撃にもうまく対応しなければならない。前線の大島秀夫を起点にシンプルながらも力強い攻撃を仕掛けてくる。大島だけでなく、ボールの出どころにもしっかりとプレスをかけて千葉の攻撃を封じ込めたい。そこで最も重要なことは、「個の能力が高い」(柱谷監督)千葉に対して、受け身になってはいけないということだ。「相手の攻撃を跳ね返すぐらい強い気持ちで戦いたい」と加藤が闘志を燃やすように、アグレッシブな守備を見せてリズムをつかみたい。 

あとは前節同様、中盤でボールを動かしながら攻めること。東京Vとは異なり、千葉は「どっしりと構えた守備」(小池)をしてくるチームである。東京Vのようにバランスを崩して前に出てくるという形は少ないだけに、より相手を揺さぶる意識が必要となってくる。ボランチの判断力が問われるゲームとなることだろう。 
そして、今節はコンディション面も勝負を左右する大きな要素となる。中2日のゲームということで、体が言うことをきかなくなる場面もあるだろう。そういうときこそ、チーム力が問われることとなる。気持ちを切らさずにこまめにカバーをし合う意識が重要となってくる。そうした中で水戸は強さを発揮できるはず、と吉原宏太は言う。「こういう状況の試合はチーム全体がまとまっているチームが強い。今の水戸はこれだけ下の順位にいる雰囲気ではない。本当にいい雰囲気でできている。それは監督が作り上げたもの。今までのプロ生活ではなかったほど、チームは一つになれている。千葉戦でもちゃんとまとまって戦うことができれば、間違いなく水戸の方が強い。それを全員が信じて戦えるかどうかだと思う」(吉原)。柱谷監督のもとで培ってきた“チーム一丸”で千葉撃破に挑む。 

J1昇格のために勝点3が必要という確固たるモチベーションが千葉にはある。だが、水戸には「ホームで勝ちたい」(加藤)という強い思いがある。それは生半可なものではない。前節東京V戦で震災の被害に遭ったメインスタンドがついに開放されることとなった。それはいわば復興の象徴である。その前で恥ずかしい試合は絶対にできないのだ。震災後から常に柱谷監督は「被災した町のチームとして常に前進する姿を見せなければならない」と口にしてきた。東京V戦よりもいい内容を見せ、そして、勝利を手にすることが“被災地のクラブ”としての今節の使命。すべての選手がそれを理解して、試合に挑んでくれるに違いない。J1昇格に向けて負けられない千葉と、復興に向けて前に進む水戸との一戦。勝点3への渇望が90分間ピッチ上で激しくぶつかり合う。 

以上


2011.10.18 Reported by 佐藤拓也
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