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【2012シーズン始動!】松本:反町康治新監督就任記者会見コメント(12.01.07)

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本日、松本市内で松本山雅FCの反町康治新監督就任記者会見が行われました。会見に出席した大月弘士社長、反町康治新監督のコメントは以下の通りです。

●大月弘士社長
「改めて新年明けましておめでとうございます。昨年は地域の皆様の温かいご支援ご声援をいただきまして、念願のJリーグ入会を果たすことが出来ました。この場を借りて心より御礼申し上げます。まず、反町新監督就任までの経緯をお話しさせていただきます。昨年末、12月25日に都内で初めて、加藤(善之)GM、私とで反町さんにお会いし、その場で監督就任の打診をさせていただきました。その後、30日にまた都内で会談し、その時に基本的な就任の合意をさせていただきました。新年明けまして細かな契約の詰めを行い、昨日夜に松本に反町さんが入られ、更に細かな契約内容を詰め、本日午前10時にホテル内で契約書を交わさせていただきました。反町監督につきましてはご存じの通り、Jリーグでは新潟、そして昨年まで湘南を率いる豊富な経験を積んでおられ、またU-23代表監督も務められたということで、我々としてはJリーグ初年度のクラブとして僭越ではありましたが、反町さんのサッカーへの思い、情熱を我々のチームにぜひともお借りしたい。そんな気持ちを持って、GMを中心に交渉をさせていただいた結果、2012年、Jリーグ元年に就いていただきました。反町監督が山雅を選んでくれた理由は、多くのサポーターが応援してくれている。そのことが本当に大きい。昨年もサポーターの皆さんの力が原動力となりJ2に入会出来ました。もっともっと魅力あるチームを作っていきたいと思いますし、反町監督の下、すぐにJ1という結果を出すことは難しいと思いますが、色々な部分で協力しながら、まず練習環境を変えることが一番の課題であると思います。そういった部分を積み重ねながら、J1を狙えるチームを作ることをお約束していきたい」

●反町康治新監督
「このチームにお世話になる反町でございます。Jリーグ昇格という記念すべきシーズンに指揮をとらせていただけることに感謝しています。メディア・会社・サポーターと共に一歩ずつ前進していけるように日々努力していきたい。先ほど社長からお話がありましたとおり、非常に多くのサポーターの熱、会社としての熱を冷めることないよう、より加熱させていきたい。J2初年度ということで、自分たちの立場を考えますと22番目からのスタート。当然、茨の道になると思いますけども全力を尽くして頑張っていきたい」

質疑応答
Q:報道ではJ1クラブからのヘッドコーチの要請もあったとお聞きしましたが、松本山雅の監督をお引き受けになった理由をお聞かせ下さい。
●反町監督
「他のクラブから話があったのはありがたいことで、そういうところとは真摯に話をさせていただき、最終的には私が判断しました。山雅は上を目指してからの歴史も浅く、まだまだやらなければいけないことはたくさんある。ただしこれから沸き上がってくるだろうポテンシャルは持っている。私もゼロからのスタートと考えた場合、非常にやりやすい環境。もちろんJ1クラブは資金的、環境的にも整っているが、あえてチャレンジャーとしてもう一回トライしたいと思いました」

Q:練習環境などはご覧になられたんでしょうか?トップチームやユースの専用練習場の整備もまだまだこれからです。
●反町監督
「これから見たいと思います。監督の仕事としては当然現場第一だが、それに付随してくることは出てくる。それは環境の問題であったり、下部組織の問題であったり。それは明日すぐにとはいかない話ですので、これから徐々に右肩上がりでチームが整備されていくようにこちらからも発信していきたい。クラブとしても成長してもらえることを期待しています」

Q:契約年数は何年でしょうか?
●大月社長
「今回契約をさせていただいたのは、2年契約です」

Q:新シーズンの目標を。J1昇格に向けてどのような戦略があるのか。
●反町監督
「ここで『J1に昇格します!』という強い言葉を皆さん期待していると思いますが、現実を見ることも大事。まずはしっかり土台を築いて、最終的に一桁順位、或いは上位争いが出来るような準備をしっかりと今シーズンはしなければならないと考えています」

Q:新潟、湘南などで他競技との交流にも関わっておられました。監督としての采配だけでなく、そういったクラブ作りのやりがいや楽しさはありますか?
●反町監督
「まず一番大事なのは、地元の方々に愛されるということ。(新潟、湘南などは)多岐に渡って色々なスポーツを通じて地元に愛されている。山雅の場合はまだそこまで整備されていると正直思いません。そういった中、サッカーがスポーツ文化の中心となれるようにJ2の中で発信していきたい。どこのチームも悩ましいところはお客さんが来るか来ないかですが、ここではある意味、クリアされている。それをより集客出来るように、というのも私の仕事。グラウンドもしくはスタジアムに来て、躍動感ある攻撃的なサッカーをしなければお客さんは離れてしまう。魅力あるサッカーをしていければと思っています」

Q:J2で何シーズンも指揮をとられてきました。その難しさを教えてください。
●反町監督
「J1でもJ2でもそうですが、資金力の問題含めて大体のヒエラルキーはどうしても生まれてくる。しかしJ2というのはそういうものを覆すようなところが正直ある。つまり選手の能力を上手く引き出せるところが、最終的には上位に行く。代表の仕事もやったことがあるから言えるんですが、クラブと契約した選手の力を十二分に発揮するためのお手伝いを監督はするわけであって、そのところを私はより経験を生かして、10を12出せるような努力をこれから惜しまずにやっていきたい」

Q:現在の松本山雅の印象と、今シーズンはどのようなサッカーのスタイルを目指していくのかお聞かせ下さい。
●反町監督
「昨年の天皇杯の試合を何試合か見させていただいて、非常に勢いのあるチームだな、と。しかし当たり前ですが勢いだけでは勝てない。逆に言えば、その勢いをコントロールしながら、一つ一つチームを構築しなければいけないという印象は持っています。現代のサッカーはディフェンスを重視しても、90分に一つは失点するのが風潮。より攻撃を重視したチーム作りをしていかなければいけない、という考え方でいます。積極的にゴールに向かってチャレンジする選手は見た感じ多いので、そこはチームの武器として継承したい」

Q:しばらく現場から離れるという報道もあった中、山雅からの打診後、短い時間で結論を出されました。どのような心境の変化があったのでしょうか?
●反町監督
「私は常に選手たちに『迷ったらチャレンジしろ』という話をしている。私も同じような立場になった時に、迷ってチャレンジしなければ、選手に言っていることと相反する。もちろんサッカーを客観的に見ることも大事だと思うが、自分もチャレンジしなければいけない、ということです」

Q:チャレンジするという気持ちを動かすものが、山雅にはあったのでしょうか?
●反町監督
「今年からJリーグに参入するという、全くまっさらな状態からスタートするということと、ここにおられる社長やGMの熱意、それとチームを応援していただけるたくさんのサポーターの存在。それは目に見えるものではないが、伝わって来るものは十分にありました」

Q:昨年のチームを引き継ぐ形になります。今シーズンの見通しは?
●反町監督
「私はマジシャンではありません。しっかりと地べたに足をつけて、細かいところからしっかりと土台を作らなければと思っております。選手も全員知っているわけではありませんが、他のJクラブなどでなかなか活躍出来なかった選手の集まりということは知っています。何かしら問題があって、山雅に来たのかも知れない。そういった選手をどうするか。どう一人前のフットボーラーにしなければいけないか。私にとっても新たなチャレンジになると思う。選手の持っているものを上手く活かすと同時に、チームとしてまとまりがある、一つになっているなと。当たり前のことかも知れないが、そうしたチームを作っていかなければいけない使命感があります」

Q:オファーを受けてから、環境面・戦力面においてクラブ側にリクエストはされましたでしょうか?
●反町監督
「グラウンドを作ってくださいと言ったんですけど断られたんで(笑)。選手のフィジカルの部分をもう少しやらなければ、たくさんのゲームを良い形で行うことができないので、フィジカルコーチを一人サポート役として連れて行きたいという話はさせていただきました。最初から全部整っているとは思っていませんので、見てから財布と相談しながらプロフェッショナルなチーム作りを目指して、徐々にアマチュアリズムをなくしていくような形にしたい。あとゴールキーパーが少ない状況でちょっと厳しいので、ある程度経験値のある選手をリクエストさせていただきました」

以上
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