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【ヤマザキナビスコカップ 柏 vs 浦和】プレビュー:2013ヤマザキナビスコカップ決勝の再現。4カ月の時を経て、柏と浦和が開幕戦で相まみえる(14.03.19)

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ここまでリーグ戦3節を終えて2分1敗といまだ勝ち星がない柏と、第2節の鳥栖戦こそ敗れたもののG大阪、広島とのアウェイ戦で白星を挙げ、上々のスタートを切った浦和。2014年ヤマザキナビスコカップ開幕戦で相まみえる両者の立場は対照的である。
柏はリーグの開幕戦こそ内容の良い試合をしたが、第3節・名古屋戦の低調なパフォーマンスは気掛かりである。特に得点力の大幅アップを狙った工藤壮人、レアンドロ ドミンゲス、レアンドロ、田中順也の同時起用は、攻撃を活性化させるどころか攻め手のない停滞感に捉われてしまった。

連戦中には、あまり非公開練習を敷かないネルシーニョ監督が、今週月曜日の練習を非公開にしたということは、おそらくこの悪い流れを断ち切るための新たな策を講じているのではないかと見ている。その策として考えられるのが3バックへの回帰だ。
そもそも柏は昨シーズンの10月から3バックで戦い、3バックでヤマザキナビスコカップを制し、そして今季の始動当初もネルシーニョ監督は「今年は3バックでいく」と選手たちには伝えていたという。ところがリーグ開幕1週間前のプレシーズンマッチ栃木戦から突如4バックに戻し、第3節まで4−4−2、あるいは4−2−3−1を用いて戦ってきた。上記の通り開幕戦ではある程度機能し、4バックへの変更が失敗だったとは思わないが、指宿キャンプで入念に取り組んできた3バックを再びここで試すことは、悪い流れを断ち切るキッカケになる可能性はある。
しかも3バックは、浦和との戦いにおいてミラーゲームに持ち込める特殊なシステムである。

奇しくも浦和にとって、J1第3節の広島戦は同じ3バックを用いる戦いとなった。全体的には浦和が主導権を握った試合であったにしても、がっぷり四つに組みながら互いの持ち味を相殺し、どう相手を攻略し、いかに相手の出方を封じるかという各ポジションでの駆け引きは、文字通り鏡に映った相手と典型的なミラーゲームとなった。
その中で、マーカーを剥がす術に長けた広島の攻撃に対し浦和の守備はほとんど破綻なく、広島が作り出したチャンスと言えば、浦和の背後のスペースを突いたカウンターのみ。もちろんカウンターから招いたピンチがなければ理想的な試合だったが、「去年からの課題である失点を減らす部分については、守備陣が本当にがんばってくれて、よく抑えてくれた」と興梠慎三が振り返ったように、昨季抱えていた課題を克服し、順調にチームとしての上積みができている印象だ。

ただ、今回のヤマザキナビスコカップでは、がっぷり四つというよりは、浦和がポゼッションし、柏が守備ブロックを作って縦に速い攻撃を仕掛けるといった色が強く反映されるのではないだろうか。それは浦和の特徴に加え、やはり昨年の決勝戦のリベンジとばかりに高いモチベーションでこの一戦に臨んでくるからだ。
リーグ戦3試合で結果の出ていない柏にとって今最も欲しているのは勝利である。多少内容が伴わなかったとしても、勝利を手にすればその後の活路が切り開けることは、ここ数年でタイトルを勝ち取ってきた選手たちは十分理解している。

5人の主力選手を欠いた昨季の決勝戦のような極端な展開にはならないとしても、ボールを支配して攻勢を仕掛ける浦和に対し、守備的に戦いながら一発必中のカウンターを見舞う柏。おそらくその構図は昨年11月の対戦時と変わらない。
柏の14年ぶり2度目となるヤマザキナビスコカップ優勝から4カ月。あの雨中の大激闘を繰り広げた決勝戦のカードが、2014年の開幕戦で再現される。

以上

2014.03.18 Reported by 鈴木潤
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