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【J2:第16節 長崎 vs 讃岐】レポート:讃岐が最下位脱出、長崎は8戦勝ちなし。〜暑さの中で躍動した讃岐とプレッシャーで萎縮した長崎〜(14.06.01)

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前節初勝利をあげ、いざ流れに乗らんとする讃岐と、7戦連続で勝星から遠ざかっておりここで悪い流れを断ち切りたい長崎がJリーグの舞台で初対戦した。長崎は前節から6人の先発メンバーを入れ替えて臨み、CBの中央には累積警告の山口貴弘に変わりこれまでボランチの黒木聖仁が入った。また故障から復帰した佐藤洸一や、チーム内競争を勝ち抜いた井上裕大などが並んだ。

一方の讃岐はターゲットマンのFWアンドレアが前節試合中に負った怪我でこの試合は欠場。トップは2試合ぶりに我那覇和樹が務めた。また長崎に所属していた山本翔平、持留新作、岡村和哉の3人もメンバーに名を連ねた。

この日の長崎の気温は34度。思い切ったプレーができるチームに有利な条件だった。長崎の神崎大輔のミドルシュートがバーをかすめれば、古部健太のダイレクトシュートはおにぎり1個分右側。長崎が前半の立ち上がりから積極的なプレーで主導権を握った。ただし、「指示があったら、そればっかりになる」(下田光平)という“真面目な”長崎の悪い癖が出る。積極的に縦に早く攻めようとするあまり、主導権は握っているものの単純なロングボール攻撃に偏重。「待ってました」というばかりにブロックを築く讃岐の守備にひっかかる。神崎は試合後に「あんまり(ボールを取りに)来ないんだったら、まわして攻撃すれば良かった」と振り返るもチームはゲーム中に意識統一やプランを修正する経験を持ち合わせておらず、前半は7本のシュートを打ちながらも決定機は多くなかった(讃岐のシュート数は0)。

しかし前半終了間際、再三ドリブル突破などを見せていた神崎が終了間際に左サイドでえぐる様なドリブルを見せ、讃岐のソン ハンキがたまらずペナルティエリア内でファールを犯す。PKをゲットした長崎は、これを佐藤洸一が決めて先制。なんとか前半のうちにリードをすることができた。

ところが先制点をあげたにも関わらず、後半長崎は失速してしまう。讃岐の北野誠監督が「サイドが古部くんにやられていたから」と4−4−2の布陣に変更し、前線に高橋泰を入れたことで流れが変わったのだ。高橋が前線でボールを収めることで、警戒した長崎のDFラインは下がってしまい、それによって讃岐はボールを持つ時間が長くなり後半は讃岐のペースに。

ハードワークを身上とする長崎よりも讃岐の選手のほうが生き生きとしたしたサッカーを見せ、暑さの中でも躍動していた。流れはどう見ても讃岐だった。「これまで一生懸命がんばってきたんだ。でも、あれで入るなら楽だ。ようやく運が向いてきたんだろう(笑)」と北野監督が振り返ったように、59分に武田のロングスローをソンがバックヘッド。思わぬ形で同点に追いついた。

ただし、讃岐も流れの中からはフィニッシュの形は見えず、長崎と同様にゴールへ向かう怖さは感じられなかった。一方の長崎は反撃の狼煙を上げようと68分にポストプレーに絶対的な強さを持つ水永翔馬を入れるも、その1分後に岡本拓也が2枚目のイエローカードで退場、これからという時に数的不利となってしまった。また、同時に焦りと動揺で水永へのボールの配給までが断たれ、水永は前線で孤立を余儀なくされてしまう。長崎はCBの黒木が前線に上がり、山田晃平や中村祐哉などドリブラーをピッチに入れて剥がしにかかるも、効果的な攻撃の形を作ることができずに試合終了。最下位の讃岐と引き分け、8試合連続で勝利から見放された。

試合後、高木監督は「ある種のメンタルゲームでした。選手たちには自信を持ってやってほしかったが難しかった」と沈痛な面持ちで語り、北野監督は「勝点1を取れたのは新幹線で来れたおかげ」と笑った。引き分けながら明暗ははっきりと出た。

以上
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