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【第94回天皇杯 2回戦 清水 vs びわ大】プレビュー:新布陣の手応えを確認しながら結果も出したい清水。1回戦の圧勝で波に乗るびわこ成蹊大に、力の差を見せつけられるか(14.07.12)

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今年は日程が早まり、J1勢も7月に初戦を迎える天皇杯。J1リーグ戦再開1週間前というタイミングは試合勘を取り戻すという意味では絶好だが、絶対に負けてはいけない試合でもある。後半戦の巻き返しにかける清水にとっても、足慣らしのようなつもりで試合に入ってしまうと足下をすくわれる恐さも大いにある真剣勝負の舞台だ。

現在、J1で9位の清水は、4月末から5試合勝利なし(2分3敗)という状況で、7月19日のリーグ再開でスタートダッシュを切ることが目下最大のテーマ。そのために御殿場キャンプ(6/22〜27)も含めたハードなトレーニングでコンディションを作り直し、戦術面の確認も進めてきた。
そんな中で、村松大輔が徳島に期限付き移籍し、現在は故障者が少し多くなっているが、明るい材料はボランチの本田拓也がオフ明けからかなり調子を上げてきていること。それもあって今は、本田を1ボランチにして、その前にトップ下を2枚並べるという形にトライしている。また、カルフィン ヨン ア ピンが負傷離脱していたこともあって、MFの杉山浩太をセンターバックに起用する形にも取り組んでいる。2人ともそのポジションでの実績や経験は十分にあり、杉山の相棒を務める平岡康裕も「ラインコントロールはしやすくなる」と語る。そうした新たな形が機能すれば、攻守ともにグレードアップし、ゲームを支配する能力も高まることが期待される。その新布陣がうまく機能するかどうかという部分が、まずこの試合の大きな見どころとなる。
そして、清水にとってもう1つ大きな注目点は、攻撃陣の調子という部分。5月の勝てなかった時期は、チャンスがありながら決めきれないという場面も多く、その中でもノヴァコヴィッチは2得点したが、日本人ストライカーは無得点。とくに大前元紀と高木俊幸のゴールが増えることが後半戦に躍進するためには欠かせないため、彼らの“切れ”やゴール前での冷静さにはとくに注目したい。

そんな清水に挑むのは、5年ぶり4度目の天皇杯出場を果たした「びわこ成蹊スポーツ大学」(滋賀県代表)。滋賀県大会の決勝ではJFLのMIOびわこ滋賀を4−1で破り、先週の1回戦では岐阜経済大学(岐阜県代表)を7-0で圧倒。明日の2回戦で初めてJ1勢へのチャレンジに臨む。
びわこ成蹊スポーツ大学は、名前の通り琵琶湖の西岸にキャンパスを構え、2003年に開学。同時にサッカー部も創部され、天皇杯には05年(3回戦)、06年(3回戦)、09年(1回戦)と過去3回出場。07年には関西学生リーグ1部(春季)で初優勝を果たし、同リーグが1シーズン制になった08年も2位と、関西の強豪大学として定着してきた。
かつて神戸などで活躍した近藤岳登や、今季双子Jリーガーとして話題になった松田力(名古屋)、松田陸(F東京)兄弟も同大学の出身。現在は、元日本代表で浦和でもプレーした望月聡監督がチームを率い、関西学生リーグ1部では、現在3位につけている。また、部員数が約200名と多く、関西学生サッカー連盟登録の4チームと、関西社会人連盟登録の1チーム、滋賀県社会人連盟登録の1チームの計6チームを抱え、それぞれのチームで活動しているのも特徴だ。

びわこ成蹊大の得点源は、関西学生リーグで得点ランク5位タイのMF曽根田穣(7得点/2年)と、同7位タイの久保賢悟(6得点/3年)。とくに久保は天皇杯1回戦でハットトリックを決め、勢いに乗っている。清水側としても、「相手はモチベーションが高くて元気だから、前からかなり(プレスに)来ると思う。それを90分続けられる体力もあると思うし、少しでも油断が出たらやられると思います。簡単に勝てる試合なんかないし、気を引き締めて戦いたい」(本田)、「相手は失うものが何もないので、そこで少しでも受け身になったらいけない」(平岡)と警戒心を強めている。
ただ、そうは言っても清水にとっては1カ月半ぶりの公式戦で、いきなり100%の力を出すのは難しいだろう。だからこそ、びわこ成蹊大にもチャンスは大いにある。今回のワールドカップブラジル大会でも、まさかの展開・結果となる試合は多かった。清水が点を取ることに苦労する流れになれば、非常にスリリングで見応えのある天皇杯らしい熱い好ゲームが観られるだろう。
だが、清水サポーターとしては、そんな中でも勝ちきれる力をぜひ見せてほしいと、7週間ぶりのアイスタでのゲームを心待ちにしている。

以上

2014.07.11 Reported by 前島芳雄
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