明治安田生命Ｊ２リーグは13、14日に第3節の11試合が開催される。
開幕2連勝と好スタートを切った新潟は、アウェイで山口と対戦。前節は退場者を出しながらも、難敵・長崎に勝利。退場となった本間 至恩は今節、出場停止となるが、谷口 海斗ら他の攻撃陣の奮起が求められる。山口は前節、琉球に競り負けた。早い時間帯での失点でリズムを失っただけに、試合の入りがテーマとなりそうだ。
同じく2連勝スタートの琉球は、群馬の本拠地に乗り込む。2試合連続で開始1分にゴールを奪っているように、立ち上がりから攻勢を仕掛け、勢いを生み出している。今季初のアウェイゲームでも同様の展開に持ち込めるか。群馬は前節、押し込みながらも決め手を欠き、相模原に勝ち切れなかった。決め切れなかった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
町田はホームに東京Ｖを迎える。前節は磐田に快勝を収め、勢いに乗る。長谷川 アーリアジャスールら新加入選手が早くもフィットしており、今節も彼らのパフォーマンスがカギを握りそうだ。東京Ｖは前節、山形に敗れ、連勝はならなかった。隙を見せた守備組織の修正が求められるだろう。
大宮vs京都も注目カードとなる。大宮は前節、甲府に0-2と完敗。2点を失ったセットプレーの対応がテーマとなりそうだ。京都は前節、松本とスコアレスドローに終わった。2試合連続無失点の守備の強度は備わるだけに、いかに得点を奪えるか。エースのピーター ウタカにかかる期待は大きい。
甲府はホームに栃木を迎える。前節は大宮を下し、初勝利を手にした。高い精度を誇るセットプレーが今節もカギを握りそうだ。栃木は開幕2連敗と苦しいスタートに。2試合ともに完封負けと、得点力不足を露呈する。得点源の矢野 貴章が意地を見せられるか。
松本はホームに山形を迎える。2試合連続スコアレスドローと手堅い戦いを続けている。守備の安定が備わるなか、戸島 章ら新戦力がチームに勢いをもたらせるか。山形は前節、東京Ｖに快勝。2ゴールを奪ったヴィニシウス アラウージョが今節もキープレーヤーとなる。
長崎は前節、新潟に敗れ、連勝はならなかった。不発に終わった攻撃陣の奮起が求められる。愛媛は前節、川村 拓夢のゴールで追いつき、千葉と引き分けた。攻撃的な姿勢を貫いた後半の戦いを今節にもつなげたいところだ。
磐田は開幕2連敗と、よもやのスタートとなった。今節はホームに水戸を迎える。ビルドアップのミスが失点につながっているだけに、パスワークの精度向上が求められてくるだろう。水戸は前節、北九州に競り勝ち、初勝利を挙げた。新戦力の新里 涼が攻撃のカギを握りそうだ。
金沢はホームに北九州を迎える。前節は虎の子の1点を守り抜き、岡山に競り勝った。丹羽 詩温と瀬沼 優司の新加入2トップの出来が、勝敗を分かつポイントとなりそうだ。北九州は開幕2連敗。2試合で6失点の守備をいかに修正できるか。小林 伸二監督の手腕に注目だ。
秋田は前節、栃木に競り勝ち、記念すべきＪ２初勝利を挙げた。今節も持ち前の堅守を保ち、連勝を狙う。対戦相手の千葉は2試合連続ドローと勝ち切れていない。試合を通してハードワークを保てるかが、初勝利のカギとなりそうだ。
同じく昇格チームの相模原は、岡山の本拠地に乗り込む。前節は群馬と引き分け初勝点を手にしたが、2試合連続ノーゴールと得点は奪えていない。守備はある程度通用するだけに、攻撃での積極性を示し、初得点、そして初勝利を掴めるか。岡山は前節、金沢に惜敗。チャンスを作りながらも決め手を欠いただけに、ゴール前での質向上がテーマとなるだろう。
■各試合の見どころをチェック
大宮vs京都
磐田vs水戸
山口vs新潟
長崎vs愛媛
群馬vs琉球
千葉vs秋田
町田vs東京Ｖ
甲府vs栃木
松本vs山形
金沢vs北九州
岡山vs相模原
