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2021年8月30日(月) 08:00

新天地でブレイク中の鳥栖のストライカーは九州の水が合う?ゴールを引き寄せる幸運のタコライス【THE BEST RULE:酒井 宣福】

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新天地でブレイク中の鳥栖のストライカーは九州の水が合う?ゴールを引き寄せる幸運のタコライス【THE BEST RULE:酒井 宣福】
7月の3試合すべてでゴールを記録し、欠かせぬ戦力として鳥栖の躍進に貢献している酒井 宣福。好調の裏には何があるのか。自身のこだわりやマイルールからその要因を紐解いていく

7月の明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP(J1)に選出されたのはサガン鳥栖の酒井 宣福だ。今季、大宮アルディージャから加入したストライカーは、7月の3試合すべてでゴールを記録し、欠かせぬ戦力として鳥栖の躍進に貢献している。好調の裏には何があるのか。自身のこだわりやマイルールからその要因を紐解いていく。

――7月は素晴らしい活躍を見せましたね。まずは月間MVP受賞の感想をお聞かせください。
「素直にうれしく思っています。受賞できたことは家族のサポートが大きかったですし、チームメイト、クラブ、スタッフ、みんなのサポートがあったからこそ。自分ひとりの力で獲ったものではなく、みんなで作り上げたサガン鳥栖というチームが獲ったMVPだと思っています」

――3戦3発のご自身のパフォーマンスについては?
「結果に関してはうれしく思っています。なによりチームに僕の力を還元できたことがすごくうれしいですね」

――第20節の名古屋グランパス戦で記録したゴールは7月の「ベストゴール」にも輝きました。
「樋口(雄太)選手がいつも僕のことを見てくれているので、あのタイミングでボールが来るというのは直感で分かっていました。来た瞬間は、相手のGKがまだ打ってこないだろうと思っていると感じたので、その裏をかく形でミートすることだけ意識して打った結果が、あのゴールにつながりました」

7月は3戦3ゴール。名古屋戦のゴールは月間ベストゴールにも選出された

――ここからは、ご自身のこだわりやマイルールについてお聞かせください。まず試合前のルーティーンはありますか?
「試合の時は同じ行動をとるようにしています。ナイトゲームの場合は、朝は7時半くらいに起きて、朝ご飯を食べて、軽く身体を動かします。その後にお昼ご飯を食べるんですが、最近は必ずタコライスですね。タコライスにしてから得点に絡めるようになったので、そればかりを食べています(笑)。あと、試合の日は必ず髭を剃ります。そうやって同じ流れで試合に臨むことを心がけていますね」

――タコライスというお話も出ましたが、食事に対するこだわりはありますか?
「血液検査で疲労回復の妨げになるかもしれないという結果が出たので、小麦と卵、牛乳はなるべく避けるようにしています。僕は怪我が多いので、予防のためにも食事には気を付けています」

――いつくらいから意識し始めたのですか?
「大宮時代に始めたんですが、それでも怪我をしてしまって……。気を付けていたのにまた怪我をしてしまったので、そこでメンタルをやられて一度は止めてしまいました。でも、今年もまた怪我をしてしまって、このままではダメだなと。食事をもう一回見つめ直さなければいけないと感じて、再開することにしました」

――実際に、その取り組みが効果を生んでいると感じますか?
「これからかなという感じですね。今は試合を重ねるなかで問題なくできていますけど、さらに疲労がたまってくるなかで、どうなるかは分からないですから。だから、また怪我をしたら止めるかもしれないです(笑)。いろいろ試しながら、自分にとっていいやり方を見つけていければと思っています」

――食事以外の面で、コンディショニングのために取り組んでいることはありますか?
「試合前に、軽く筋肉に刺激を入れるトレーニングをしています。あと練習後は、20分くらいのジョギングと、ストレッチ、それと交代浴をしています。怪我をしないようにやれることは基本的に全部やろうと思っています」

――オフの過ごし方のこだわりはありますか?
「今はコロナ禍でもあるので、基本的には家族で過ごすようにしています。個室のある所で食事をしたり、広い公園に行ったり。ひとりで何かをするよりも、家族で一緒に行動しています。やっぱり、自分が好きなことをやらせてもらっているので、時間が空いているときは家族サービスをしたいですね」

――酒井選手はアルビレックス新潟でプロのキャリアをスタートさせましたが、その後、アビスパ福岡ファジアーノ岡山、大宮、そして鳥栖と多くの移籍を経験しています。新しいチームに溶け込むために、意識していることはありますか?
「僕は基本的に人見知りなんですけど、なるべく自分から声をかけようとは思っています。かけられるより、自分から積極的に声をかけて、その人のパーソナリティを知る努力をします。経験上、自分のペースに持っていったほうが入り込みやすいんですよね。逆に相手のペースに持っていかれると、完全に人見知りモードを発揮してしまうので(笑)。人見知りには見えないとはよく言われるんですけど、結構頑張ってるんですよね(笑)。今回の鳥栖に関しては、僕が比較的チーム内で年上ということもありますし、もともと知っている人が結構いたので、すんなりと入ることができましたよ」

――キャリアを振り返ると、福岡時代に結果を残し、今季は鳥栖で好調を維持しています。九州の土地が合っていると感じることはありますか?
「FWとして起用されているというのが一番大きいと思いますけど、九州が合っている部分も、僕はあるんじゃないかなと思っています。最初にアビスパの選手として九州の地に足を踏み入れた時に、食事が合うなとすごく感じたんです。将来はここに住みたいなと思うくらい、九州の味が好きになりましたね。だから鳥栖から話が来た時も、またあそこでおいしいものが食べられるなと(笑)。そういったメンタル的な部分も、もしかしたら良いパフォーマンスを発揮することにつながっているかもしれないですね」

2014年から15年にかけて所属した2年間では、リーグ戦76試合に出場し14ゴールをマークした
2014年から15年にかけて所属した2年間では、リーグ戦76試合に出場し14ゴールをマークした

――酒井選手は4兄弟の三男ですが、ヴィッセル神戸でプレーする高徳選手をはじめ、兄弟全員がスポーツをやられています。アスリート兄弟の関係性はどういったものですか?
「特に上下関係みたいなものはないですね。基本的にみんなフラットで、誰も『お兄ちゃん』という呼び方はしないですし、自分の意見を言い合える対等な関係性にあると思います。ただ、小さい頃は長男(高喜さん)との喧嘩は多かったですね。馬が合わないことが結構あったので(笑)。長男は柔道をやっていて身体も大きいので、一度踏みつぶされたこともありましたけど(笑)」

――高徳選手とはどうですか? 試合中のマッチアップもあると思いますが。
「もし、対戦相手となった場合は、お互い100%の力で戦おうというスタンスでやっています。今年5月の対戦でもそういう気持ちでプレーしましたし、楽しくやれました」

――やはり他の選手よりも意識しますか?
「もちろん負けたくない気持ちは強いです。でも、兄に勝ちたいというよりも、チームとして勝ちたいという想いのほうが断然強いです。今季はお互い上位にいますし、次の対戦は最終節なので、大事な一戦になると思います。楽しみですね」

5月には高徳選手との兄弟対決が実現。次回の対戦は最終節。楽しみな一戦だと語った
5月には高徳選手との兄弟対決が実現。次回の対戦は最終節。楽しみな一戦だと語った

――今季はすでに6ゴールとFWとして結果を出していますが、得点を奪うためのこだわりを聞かせてください。
「こだわりと言うよりも、今季、監督やスタッフに言われているのは、足を振るということ。そこは意識しています。ゴール前では迷わず足を振る。やっぱり思い切りの良さがないとゴールは決まらない部分もあると思うので、コースが見えたら迷わず足を振るというのは意識しています」

――以前はそうではなかった?
「昔は結構、ためらっちゃうシーンもありましたね。でも、鳥栖では思い切って狙っていいと言ってくれるので、躊躇なくできています。監督がおっしゃってくれたのは、ゴール前で後ろを向いていたり、キープしている状況でも、チャンスがあれば振り向いて、シュートを打っていいと。だから、周りがパスを出せという場面もありますけど、自分の直感を信じて、いけると思った時には足を振るようにしています」

今季FWとして結果を出せている理由については、「迷いなく足を振れていること」を挙げた
今季FWとして結果を出せている理由については、「迷いなく足を振れていること」を挙げた

――参考にしている選手はいますか?
「試合前は必ずベンゼマ選手(フランス代表)のプレー集を見ます。こんなプレーができたら、チームを助けられるなと思いながら見ています。あっ、これもルーティーンですね(笑)。ベンゼマ選手は、プレーを見ていて親近感が湧くというか、技術的なところは別として、自分に似ているとことがあるなと勝手に思っていて。自分にとってイメージしやすい選手なので、参考にさせてもらっています」

――東京2020オリンピック中断期間が明け、後半戦がスタートしましたが、意気込みを聞かせてください。
「今はACL圏内にいるので(第24節終了時)、チームとしてはそこを目標にやっていきたいですし、達成しなければいけないノルマとして、チームで戦っていきたいです」

――林 大地選手が海外に旅立ちましたが、より責任感や重圧がかかってくるかと思います。
「そうですね。もちろん、大地がいなくなったことでチームとしては戦力がダウンしますけど、それを感じさせないようなプレーをしなければいけないのが、僕であったり、(山下)敬大だったり、FW陣の一番の役割だと思っています。大地以上の活躍ができるように頑張っていきたいです」

――最後に、プロサッカー選手として譲れないこだわりを教えてください。
「やっぱり、ピッチ内外で輝いていたいなと思います。自分の子どもが大きくなった時に、周りの人たちから『君のお父さんは本当にかっこよかったんだよ』って、言ってもらえるような人間でありたいです。プレーはもちろん、ピッチ外の振る舞いも含めて、子どもたちに夢を与えられるような人間になっていきたいと思います。もちろん選手としては、今、トップカテゴリーにいるので、日本代表という場所を常に目指してやっていかなければいけないと思っています」

酒井宣福 プロフィール

明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVPの受賞コメントはこちら

 

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