本文へ移動

今日の試合速報

第17節 6.1(土) 15:00KO 国立競技場 鹿島vs横浜FM 国立競技場に10,000名様無料ご招待
第17節 6.1(土) 15:00KO 国立競技場 鹿島vs横浜FM 国立競技場に10,000名様無料ご招待

ハリルホジッチ監督「人間性は本当に素晴らしいが、これからは戦士にならないといけない」【試合前日監督コメント:日本代表vsシリア代表】

一覧へ

2016年3月29日(火) 09:30

ハリルホジッチ監督「人間性は本当に素晴らしいが、これからは戦士にならないといけない」【試合前日監督コメント:日本代表vsシリア代表】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ハリルホジッチ監督「人間性は本当に素晴らしいが、これからは戦士にならないといけない」【試合前日監督コメント:日本代表vsシリア代表】
シリア戦への意気込みを語ったハリルヒジッチ監督

29日に行われる2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 シリア代表戦を前にした日本代表のハリルホジッチ監督のコメントです。

■ヴァイッド・ハリルホジッチ監督
「最後の試合で我々の決勝戦だと思っている。このグループで一番強い者同士の戦いになる。ファイナルは勝たなければいけない。簡単な戦いにはならないと思う。シリアは間違いなく得点率の高いチームで、リアリストのチーム。日本には何かを成し遂げるためにくると思う。我々の野心はまず勝つこと。特に彼らの誘いに乗らないようにしないといけない。彼らはリズムを壊しにくるので、その罠にかからないようにしないといけない。シミュレーションもしてくるでしょうし、演技もしてくるでしょう。レフェリーもそういうシチュエーションを理解してくれることを願う。それがフラストレーションにならないように、コントロールしないといけない。これは選手にも警告した。真剣に、真面目に準備しようと。昨日の夜はかなりいいトレーニングができた。最終戦の準備はできていると思う」

――すでに最終予選進出が決まった中で勝利のほかにテーマとしたいことは?
「勝つことが大前提になるが、さらに他の目的もある。まずあまり話したくないが、失点しないこと。勝利が前提で、美しく終わるのが大事。この2次予選を1位で終えることが前提になるが、その次のことを考えないといけない。国内2試合連続で試合をするが、2試合連続で勝つのは簡単ではない。少し引っかかってほしくない、小さい罠もあると思う。ただ、私が楽観的でいられるのは、昨日のトレーニングで丁寧さ、強度を彼らが見せてくれたからだ。今日もしっかりやってくれると思うが、明日も昨日のようなものを出したら楽観的でいられる。とにかくシミュレーションに引っかからないように、そして無駄なファールをしないようにしないといけない。相手のGKは必ず演技をしてくるし、リズムを壊してくるので準備しないといけない。もちろんクオリティもある。我々よりも得点能力が高い、我々よりも得点を取っている。つまり、リスペクトして戦わないといけない。そして勝利を探しにいく」

――ダイヤモンド型の4-4-2には、どのようなメリットがあると思って使用した? 将来的に使う可能性は?
「オーガナイズには長所、短所があるし、どの選手を使うかで決まる。人々を楽しませるためにやったわけではない。何人かの試したい選手がいたし、疲労回復もしたかったし、それを組み合わせた。今のところは3トップでずっとやっているが、この前は真ん中に2トップを置く形でやった。しかし、我々はバルサのような3トップをやっているし、サイドのアタッカー、彼らもゴールを取らないといけない役割になっている。今あるグループを使って、いろんなリスクを取りながら、真ん中の選手の組み合わせをトライした。どのシステムであっても、自動化するのに時間は必要だ。この前は何を見たかというと、良いものもたくさん見られた。サイドの機能性、補足関係。このシステムは近くのポジション移動、サイドのポジション移動、2人の近い距離の関係が大事になる。ホワイトボードに書くのは簡単だが。明日も変更がある。もしかしたら新しく映るかもしれない。ただ、受け持っている選手を使ってオーガナイズを作るということだ。ゲームプランにしても、オーガナイズにしても、うまくやるには時間がかかる」

――ここまで日本人選手と仕事をしてきて、自ら課題を見つけて動く力、自ら判断する能力をどのように感じてるか?
「今のところ、グラウンド上でトレーニングしているが、それ以外にホテル内部でのディスカッションもかなりしている。個人でも、組織でも、たくさんの会話をしている。選手同士もミーティングでたくさん話している。このプロジェクトのビジョンを彼らに伝えているが、日本の選手が何を向上させるべきか、チームが何を向上させるべきか、現代フットボールが何を要求しているのかも、そこから逆算して話している。日本には1年いるが、たくさん期待している。いくつかは変化させてほしいし、ヨーロッパでやっているフットボール、強豪国がやっていることに変わってほしい。

例えばJリーグはPKが少ない、FKが少ない、存在していないかのような現象がある。それはなぜか。そういったことも変わらないといけないことがある。バルサは10試合でPKを10回もらっている。日本のJリーグを50試合以上見たが、PKが何回あったか。それが日本のチームのイメージになってしまっているのではないか。前回の試合、我々がかなり支配したが、FKが効果的に直接決まったものはない。もちろん、いろんな結論は導きだせるが、それを踏まえて話している。深いところまで彼らに求めている。リスペクトはOK、トラディショナルもOKでしょう、しかし、相手が叩いてきたら、謝る必要はない。ストップと言わないといけない。次はNOと、俺も殴る可能性があるよと言わないといけない。それに関して我々は勇気を見せないといけない。いつも受けていてはいけない。ディフェンスもそう、いつも下がりながらディフェンスするのはNO、前に行って奪わないといけない。高い位置で奪うぞ、それがレボリューションです。

もし、みなさんが我々の紅白戦を見られたら、私はうれしかった。10分2本をやったが、かなり高いレベルを見せた。ボールの素早い動かし、予測、スピード、ゴールを仕留めるのは少し修正の余地はあるが。みなさんが思っている以上に難しいプロジェクトをやろうとしている。ここでトレーニングしているし、たくさん会話している。そして私はずっと話をしている。それから選手たちの意見もほしい、もっとコミュニケーションも取ってほしい。ボールを出すときには話さざるを得ないはずだが、それがすぐには話せるようにはならない。少しずつ。私は道が分かっている。すべての面でわかっている、タクティックも、フィジカルも、メンタルもどこまで上げるか。かなり彼らは受け取ってくれている。彼らは素晴らしい人間たちです。文化、伝統のおかげでここまで素晴らしいサッカーが出来上がっていると思う。今度は現代フットボールに適応して戦わないといけない。やさしさは必要だが、試合にはアグレッシブさが求められる。日本のラグビーは何をしたか。いろんなことを発展させ、成功した。5、6カ月の連続した合宿があったのもある。私にもそれがあれば、ラグビーのような結果を出せるでしょう。2、3カ月のトレーニングだけなので話すのがメインになる。この合宿の後に10日間まったく話せないだろう、合宿でずっと話してきたので。ディテールを毎日のように話してきた。選手からも今は意見が出てくるようになった。長谷部などから、どうなのか、こうしたほうがいいなど意見が出てきた。いろんな意見を聞き、私もアイデアを出している。これも発展です。成功するかどうかはわからないが。発展の方法はパーフェクトに把握している。ディテールはたくさんある。国内組、海外組の差がまだある、それを話さないといけない。もっともっと野心を持たないといけない。たくさんのプロジェクトをやらないといけない。パーソナリティ、キャラクターを変えないといけない。人間性は本当に素晴らしいが、これからは戦士にならないといけない。コンタクトの戦いがあるのがフットボールだ。たくさんのことを何時間も話せます(笑)」

――監督が言う、昨日のような真剣な紅白戦をいつか見せてもらうことは可能か? 毎回合宿でファンもたくさん待っているが、彼らにも見せてもらえるか?
「昨日の10分2本は素晴らしかった。今はそれが限界だけど、ハイレベルだった。ボールが動いて、すごかった。宇佐美がハーフナーにものすごいタックルをしていたが、ああいうのはリーグ戦で一回も見たことない。センターバックのようなタックルを宇佐美がしていた、動きのクオリティも高かった。小さい選手が早く動いて、ものすごく早いパス回しをしないといけない。本当にずっと見たかった試合だった。ただ、90分の準備はできていない。ただ、選手にはこのプレーをやってくれ、これだけやってくれと伝えた。みなさんにも見る資格があれば見せる。ちょっと待ってほしい。いつか様子を見て。タクティックなトレーニングは昨日だけなので。観客にも、サポーターにも、いろんなものを見せると、周りに人がいるとリスペクトしないといけないので。私はトレーニングで叫んだり、いろんなことを言ってしまうので、みなさんは批判ばかりと書いてしまう。お互いに理解してからでないといけない。(公開するのは)もっと信頼できてから。ただ、そばにいれば、私の声は聞こえる、歌手じゃないけど。選手と仕事するのは本当に楽しいし、素晴らしい人間ばかり。あとはコミュニケーション、グラウンド外は素晴らしいので、もっとグラウンド内で取ってほしい。それで人間性は変わらないというのが理想です」

Jリーグ所属日本代表選手一覧

 

一覧へ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
サッカーのポジション解説
サッカーの試合時間・タイムルール
インテンシティ
オフサイド
ビルドアップ

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第10節
2024年4月27日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード