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すべてが決する運命の最終節 予想困難なドラマの結末は?【プレビュー:明治安田J2 第42節】

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2016年11月20日(日) 02:02

すべてが決する運命の最終節 予想困難なドラマの結末は?【プレビュー:明治安田J2 第42節】

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すべてが決する運命の最終節 予想困難なドラマの結末は?【プレビュー:明治安田J2 第42節】
全てが決まる最終節。三つ巴の優勝・自動昇格争いが遂に決着を迎える

明治安田生命J2リーグは、いよいよ20日に最終節を迎える。いまだ優勝・自動昇格争いは決着しておらず、残留争いも結末を見ていない。したがってこの最終節にあらゆるドラマが生まれることになる。

優勝・自動昇格争いは上位3チームに絞られた。勝点84の札幌が首位に立ち、勝点81の清水が2位。清水と同勝点ながら得失点差で下回る松本が3位という状況だが、今節の結果次第ですべての順位が入れ替わる可能性があるのだ。

首位の札幌は最下位の金沢と対戦。優勝と残留、互いに目指すものは違えど勝利こそが求められる
首位の札幌は最下位の金沢と対戦。優勝と残留、互いに目指すものは違えど勝利こそが求められる

とはいえ札幌が優位な状況に変わりはない。勝点1さえ積み上げられれば、つまり引き分けでも優勝を決定づけられるからだ。今節の相手は最下位に沈む金沢。残留のためには勝つしかない状況のチームであり、札幌としては嫌な相手との対戦だろう。ホームの試合であり額面通りの力を発揮できれば、札幌が勝点を手に入れられるはずだが、重圧に苛まれ受け身になってしまうと、後のない金沢の圧力に屈する可能性も否定できない。前節の劇的勝利の勢いを持ち込み、立ち上がりからアグレッシブな姿勢を貫くことが栄光への道筋か。いずれにせよ、昇格、残留がともにかかった大一番。予想もつかない結末が待ち受けているかもしれない。

2位の清水はアウェイで徳島と対戦する。怒涛の8連勝を達成し、前節ついに自動昇格となる2位に浮上。今節勝利すれば、1年でのJ1復帰が濃厚に。もっとも、引き分け以下では松本に交わされる可能性もある状況なだけに、重圧は大きいだろう。頼みの綱はやはり鄭 大世だ。7試合連続ゴール中のこのエースが再び爆発すれば、勝機はぐっと高まるはずだ。ただし、対する徳島も3連勝中と好調を維持する。清水とすれば苦しい戦いが予想されるが、今季のJ2リーグを席巻した攻撃力を前面に押し出し、勝ってJ1の舞台へと舞い戻りたい。

その清水を追う松本は、ホームに横浜FCを迎える。前節、町田に敗れ無敗記録が16でストップ。2位からも陥落し、自動昇格が厳しくなった。勝利が求められるなか、大観衆が詰めかけるであろうホームでの戦いは彼らにとって心強いはず。清水の結果に左右される状況ではあるものの、まずは目の前の敵を打ち破り、吉報を待ちたい。

金沢と残留を争う岐阜、北九州。熾烈な残留争いもいよいよクライマックスだ
金沢と残留を争う岐阜、北九州。熾烈な残留争いもいよいよクライマックスだ

残留争いは最下位の金沢、21位の北九州、20位の岐阜の3チームに絞られた。札幌に挑む金沢は苦戦が予想される一方、北九州はアウェイで山形に挑む。ここ3試合勝利がなく、浮上の兆しを見いだせていないが、前節、終了間際の2ゴールで同点に追いつくという驚異の粘りを見せた。奇跡への序章ともいうべき前節の勢いをこの試合につなげられるかどうか。その戦いに大いに注目したい。

逃げる岐阜はホームに東京Vを迎える。北九州とは勝点2差ながら、得失点差を考えれば引き分けでは逆転される可能性もあるだけに、勝利が求められる状況には変わりない。前節は熊本に完封負けと決して状態はいいとは言えないが、持ち前のハードワークで相手を上回り、ホームのサポーターに歓喜を届けたい。

7戦未勝利の岡山。勝って自力でプレーオフ進出を確定させたい
7戦未勝利の岡山。勝って自力でプレーオフ進出を確定させたい

6位の岡山も正念場を迎えている。昇格プレーオフ進出に向け勝利が必要な状況の中、今節はホームで群馬と対戦する。7試合勝利がなく、プレーオフ進出が危ぶまれる中、何より求められるのは前線の奮起だろう。ここ7試合で複数得点が一度もないだけに、いかに2点目を奪えるかが勝利へのポイントとなる。

7位の町田は2連勝と好調。前節は松本を撃破するなど、終盤にきて再び勢いを増している。6位に浮上してもライセンスの影響で昇格プレーオフには出場できないが、来季以降につなげるためにも、勝利で今季を締めくくれるか。対戦相手の愛媛は今季限りで退任する木山 隆之監督のラストマッチ。2年間で培われた木山スタイルの集大成を示したい。

C大阪はすでに4位が確定。最終節は昇格プレーオフに向けた準備の一戦となる。柿谷 曜一朗の復帰などポジティブな材料が多いなか、現在2連勝中と状態を上げている。熊本をホームに迎える今節は、日本代表の活動でチームを離れていた山口 蛍も復帰する。終盤にきてようやくベストに近い陣容が可能となった。互いのイメージを共有し、プレーオフへ弾みをつける一戦としたい。

京都もすでにプレーオフ進出が確定しているが、5位になるか6位になるかは今節の結果次第。前節は愛媛に敗れているだけに、悪い流れを断ち切るためにも重要な一戦となる。課題の攻撃に勢いを付けられるかどうか。長崎の堅守を打ち破れば、光明は見えてくるだろう。

中位対決となる水戸と山口の一戦は、昇格・降格とは無縁の一戦ながら、勝点50を目指す前者と、昇格1年目のシーズンを良い形で締めくくりたい後者にモチベーションの低下は見当たらない。白熱した最終戦が期待できそうだ。

残留を決めた讃岐はホームに千葉を迎える。前節は長崎に逆転勝ちと良い流れを生み出している。その粘り強さを再び示せるかどうか。逆に千葉は終了間際の失点で札幌に逆転負け。苦しいシーズンとなったが、最終戦で意地を見せたいところだ。

■第42節の見どころをチェック
札幌vs金沢
山形vs北九州
水戸vs山口
松本vs横浜FC
岐阜vs東京V
C大阪vs熊本
岡山vs群馬
讃岐vs千葉
徳島vs清水
愛媛vs町田
長崎vs京都

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