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プレスリリース

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2004/12/13 09:00

2004Jリーグ チェアマン総括

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今年は、国際試合の増加等で厳しいスケジュールの中、各クラブが最後まで白熱した戦いを見せてくれた。リーグ戦、ヤマザキナビスコカップともに初優勝のクラブが誕生したことで、新しいリーグの歴史が生まれ、シーズンを通して日本全国でJリーグが盛り上がったことを嬉しく思います。
公式戦の観客動員数は、Jリーグ開幕以来初めて合計700万人を突破しました。大勢のファン、サポーターがスタジアムに来場し、熱い声援を送って下さったことに感謝申し上げます。
一方で、10月に発生した新潟県中越地震に加え、相次ぐ台風による影響で、試合の延期や開催地の変更などやむをえない事態が続き、多くのサッカーファンにご心配をおかけしました。しかし、アルビレックス新潟をはじめとする各クラブのいち早い復興支援活動、全国のファン、サポーターからの義援金募金に感謝申し上げるとともに、被災地の皆さんの一日も早い復興とご健康を心からお祈り申し上げます。また、復興支援活動を通じて、クラブ間の競争を超えたJリーグの絆が生まれたことも大変嬉しく思います。

◆J1
今年を象徴するのは、2年連続Jリーグ制覇という偉業を成し遂げた横浜F・マリノス、そして惜しくもサントリーチャンピオンシップで敗れた浦和レッズの2チームだろう。サントリーチャンピオンシップでは、歴史に残る見ごたえのある試合が展開され、今季勢いに乗った浦和の攻撃を、巧みな戦術と選手起用で制した岡田武史監督の素晴らしい監督手腕に賞賛を贈りたい。年間優勝により、来年のAFCアジアチャンピオンズリーグ、日本、韓国、中国3カ国のA3チャンピオンズカップへの出場権を得た横浜FMには、ぜひJリーグを代表するクラブとして、アジア制覇を狙ってほしい。
 1stステージでは昨年から3ステージ連続優勝を果たした横浜FMに続いて、ジュビロ磐田、浦和、ガンバ大阪が後を追い、かつての強豪チームを制して複数のチームが実力をつけて台頭してきた。2ndステージでは、浦和レッズが怒涛の攻撃力でリーグ初優勝を決めた。浦和の選手出身でもあるブッフバルト監督がチームを優勝に率いたことを嬉しく思います。特筆すべきは、浦和を長く支え続け、6万人のスタジアムを満員にする多くのサポーターの力だろう。Jリーグの掲げる地域密着を象徴する浦和のクラブ作りが、今年の強さを生み出したものと思います。
また、1stステージに続き、上位争いに加わったジェフユナイテッド市原、G大阪も強豪チームを脅かす存在として素晴らしい戦いを見せてくれたが、両チームとも、来年は最後の勝負強さを身につけて初の優勝を勝ち取ってほしい。特に、関西地域にチャンピオンチームが生まれることを期待したい。
ヤマザキナビスコカップで初優勝を飾ったFC東京もその栄光を称えたい。新しいチャンピオンが誕生することは大変素晴らしいことであり、大勢のサポーターとともに、今年勢いのあった浦和を制して勝者に輝いたことを高く評価したい。
 また、新潟県中越地震の影響により、試合延期や会場変更を余儀なくされたアルビレックス新潟は、最後まで地元のファン、サポーターや被災者の方々を元気づける、勇気溢れるプレーを見せてくれた。今後も、シーズンオフの支援活動などの継続により、引き続き県民の皆様に夢を与えるクラブとしてあり続けることを願っています。

◆J2/入れ替え戦
 J2では、早々と10月に昇格内定を決めた川崎フロンターレのチーム一丸となった戦いだろう。J2の長い戦いの中で、チームをまとめ抜いた関塚 隆監督の手腕を評価するとともに、J1クラブをも凌駕する勢いの攻撃サッカーを来年も期待したい。2位争いは複数のチームによる混戦となり、最後まで目を放せない展開となった。これはJ2のレベルが年々アップしていることを意味し、2位を獲得した大宮アルディージャ、最終節までもつれこんで3位を争ったアビスパ福岡、モンテディオ山形の両チームの戦いに敬意を表したい。
経営問題では、サガン鳥栖が継続的に、安定したクラブ経営に向けた課題を抱えてきたが、近い将来に地元自治体やサポーターに安心して応援して頂ける経営基盤を再構築できるよう、強く願っています。
一方、入れ替え戦では、柏レイソルがJ1の意地を見せて残留を決めたが、これに甘んじることなく将来につながるチーム作りの再建に期待したい。惜しくも昇格を逃した福岡は、この悔しさを1年間忘れることなく来年の昇格を目指して戦い抜いてほしい。

◆観客動員の増加
 今年は、代表の強化日程などにより、過密日程が続いたが、全公式試合の観客動員数合計が7,405,048人と、Jリーグが始まって以来初の700万人を超える観客動員数を達成した。
 リーグ戦ではJ1が合計4,551,695人。1試合平均は18,965人と昨年よりも約1,600人の増加、J2は合計1,904,172人で1試合平均7,213人、昨年比約680人の減少となった。また、横浜FMがサントリーチャンピオンシップでJリーグ最多の64,899人の入場者数を記録した。
 この要因としては、2ndステージで快進撃を見せた浦和が順調に動員数を伸ばしたほか、G大阪、ヴィッセル神戸、今年J1に昇格した新潟などが動員数を伸ばしたことが挙げられる。特に、関西クラブの動員数がさらに伸びることを期待し、今後の関西地域のJリーグ活性化につなげてほしい。また、J2は昨年最多動員を記録した新潟がJ1に昇格したことで全体の平均動員数は減少したが、12クラブ中8クラブが動員数を伸ばしており、着実に各クラブの活動が地域に浸透してきたといえるだろう。

◆審判/各種活動
スペシャルレフェリー制度が3年目を迎えた。判定基準の統一など継続的な課題もあるが、リーグやメディアからの情報発信も徐々に進み、審判への理解が促進され、そのレベルも少しずつ向上しているといえる。若手審判員の養成も進んでおり、Jリーグを担う今後の活躍が期待される。
 Jリーグアカデミー、キャリアサポートセンター等、Jリーグを取り巻く様々な環境に対応すべく、選手のセカンドキャリアや育成・普及事業の整備も順調に進んでいるといえる。
 
◆2005年に向けて
 来年は、徳島、草津の新しい地域にJクラブが誕生し、Jリーグは過去最多の30クラブになる。チーム数増加に加え、アジアでの国際試合開催やドイツワールドカップ最終予選により、今年に続き来年も日程調整が大変厳しく、過密日程になることが想定される。1シーズン制の魅力が少しでも早く定着するように、各クラブが独自のカラーを打ち出すことで、新たなJリーグの魅力が全国に広がり、シーズンを通して各地で白熱したエキサイティングな戦いが展開されることを願っています。
 
以上

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