恒例となった柏レイソル主催のU-14交流戦。今年は全国の21のＪリーグクラブから、たくさんの選手・指導者が参加して、7月26日から28日まで日立柏総合グランド内野球場などで開催されました。
初日は残念ながら台風の影響を受け中止となりましたが、残りの期間は天候にも恵まれ順調にプログラムが進みました。日立柏総合グラウンドをメイン会場とし、ブロック別にリーグ戦を実施し、ピッチの周囲には、ウォーミングアップをしたり、他のチームの試合を見たりする選手たちでにぎわいました。
また、今年の交流戦には、ニュージーランドからWynrsの選手たちが特別参加しました。Wynrsの選手たちは、開催前に国内で事前合宿を行い、暑熱対策を行ってからフェスティバルに参加。日本の暑さの中でも、果敢にゴールを狙って積極的なプレーが見られました。
また、フェスティバル前日には千葉県野田市にある清水公園で、柏レイソルとWynrsの選手・指導者が交流し、バーベキューをしたりアスレッチックコースを楽しんだりと、充実した時間を共有しました。

《 参加チーム 》 ベガルタ仙台、鹿島アントラーズ、鹿島アントラーズノルテ、浦和レッズ、大宮アルディージャ、 ジェフユナイテッド千葉・習志野、ジェフユナイテッド千葉・辰巳台、柏レイソル、ＦＣ東京、 東京ヴェルディ、横浜F・マリノス新子安、横浜F・マリノス追浜、川崎フロンターレ、 湘南ベルマーレ、清水エスパルス、名古屋グランパスエイト、京都パープルサンガ、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、Wynrs（ニュージーランド）

《 主催者のコメント（柏レイソル・池田仁守コーチのコメント） 》 Ｕ－１４年代の国内大会が少なかった為、子供達にもっと経験を積ませたいというのが始まりでした。交流戦は今年で第６回目を迎え、参加チームも着実に増えてきました。また、今年はさらに大会レベルを上げ、世界に目を向け、海外チームとも交流したいと考えていたところ、ニュージーランドのWynrsというクラブチームから大会に参加したいとの話があり、Ｊクラブ下部組織の１９チームとWynrsを含めた計２１チームでの開催が実現しました。Wynrsは今年の１月に柏レイソル主催のＵ－１２の大会にも参加しており、続いてＵ－１４大会にも参加してもらえることとなりました。ＷＹＮＲＳ側も日本のレベルが高い事を知っており、子供達に色んな経験をさせることが目的でした。チームのレベルはあまり高くはなかったのですが、戦う意識がとても強く個々の能力もしっかりしていた印象を受けました。確かにこの年代では、参加したＪクラブの日本の選手の方が、しっかりと技術を身に付け、チームとしてのまとまりもあるのですが、日本の選手たちは個々のプレーに対するイメジーが足りないような気がしました。今回は質の高い試合も大事でしたが、外国の選手達と触合う事により言葉・生活・文化の違いなどを知り、いろんな意味で交流ができたのではないかと感じました。

《 参加者のコメント（Wynrsの監督宮澤氏のコメント） 》 日本で行われているU-14の交流戦には初めて参加しました（柏レイソルで行われたU-12の交流戦に2004年12月に参加）。海外の試合に参加する目的は、プレーの向上はもちろんですが、“海外経験”を重視しています。育成年代で海外を身近に感じることで、国内でも海外でも、個人として、人間としてしっかりコミュニケーションがとれ、パーソナリティーもアピールできる選手として育って欲しいと思っています。こうした経験は、選手にとって将来の大きな糧になると考えています。