晴天に恵まれた3月21日（土）。この日、「街をきれいに、街を笑顔に。」ホームタウンみんなで清掃プロジェクト in YOKOHAMAが開かれました。これはＪリーグオフィシャルスポンサーのレオパレス21が主催する、第1回目のイベント。横浜市内の小学校3、4年生とその保護者、50組100名を対象に、美化活動及びサッカー教室が実施されました。また当日は、Ｊ1リーグ戦第3節の横浜Ｆ・マリノス vs 柏レイソルの開催日で、その試合観戦への招待も盛り込まれていました。
まずは、しんよこフットボールパークで開会式。ここでゲストの登場です。ＪリーグＯＢ選手であり、現在は解説者を務める小倉隆史さんが紹介されます。
「オランダのクラブでプレーしていましたが、向こうではサッカーが身近にあり、文化になっていました。Ｊリーグもそれを目指していますし、清掃活動とサッカーを通じて、コミュニティが広がるのは素晴らしいこと。今日は僕もしっかりゴミを拾って、皆さんと楽しみたいのでよろしくお願いします！」
この小倉さんの挨拶に、たくさんの拍手が送られました。
開会式を終えると清掃活動がスタート。参加者は日産スタジアムから新横浜駅周辺を練り歩き、ゴミを拾います。日産スタジアムの周辺は日頃から今回のイベントにもご協力いただいた町内会の皆様の清掃活動により、ゴミが少なく、小倉さんも「ゴミがないとモチベーションが上がりません（笑）」と言うほどでした。
子どもたちは、思った以上にゴミ探しに真剣。まるで宝物を見つけるかのように、植え込みの奥まで念入りに探していき、ゴミを発見したら、トングを使ってうまく拾い上げます。なかには地面に這って必死に手を伸ばし、ゴミを取り出す子もいました。また、ゴミを拾った後に「あったよ！」と、うれしそうにご両親のもとへ駆け寄る姿は、微笑ましいかぎり。そして約1時間後、いっぱいになったゴミ袋を手にした親子は、再び日産スタジアムへ。集合すると集めたゴミの山を前に、全員で記念写真を撮りました。それからゴミの分別をみんなで行い、子どもたちもゴミに対する意識が変わったはずです。
木下正一君(小3)は、「みんなで拾ったので楽しかった。思ったよりゴミは多くて、傘や本のゴミもあったよ」とニッコリ。彼のお父さんの昌也さんも、「子どもがサッカー好きなので、良いきっかけだと思い参加しました。普段、街をきれいにしようと思っても、こういう機会がないとなかなかできませんし。子どもたちに街をきれいにするという意識づけをさせるためにも、とてもいい取り組みだと思います」と、充実した顔を見せていました。
次は、しんよこフットボールパークへ戻り、サッカー教室です。遊びの要素を取り入れた親子でのパス練習などは好評で、笑顔が絶えません。小倉さんも持ち前の明るさで、場を盛り上げます。その後はドリブル練習を行い、最後はミニゲーム。小倉さんが参加したこともあり、子どもたちは本当に楽しそう。あっという間に約1時間半が過ぎ、教室が終了。閉会式を終えると、お土産とお弁当をもらい、15時キックオフの試合を親子で観戦しました。
今回のイベントを企画した理由を、レオパレス21広告宣伝部・田辺忍次長はこう話します。
「レオパレス21は街に携わる仕事です。そしてＪリーグにもホームタウンを中心とした百年構想の理念があります。当社はそんなＪリーグと一緒に街に貢献したいという思いからこのイベントを始めました」。
第1回目のイベントの様子を見るかぎり、その貢献度は、美化活動の面ではもちろん、“親子の触れ合い”という点でも、大変高いものでした。年内に9つのＪ1クラブのホームタウンで開かれるこの企画。どのホームタウンでも、参加した親子に喜ばれることでしょう。
