9月5日～10月24日にかけて、ガンバ大阪ではジュニアユース・中学1年生（23名）を対象に「Ｊリーグ版 よのなか科」が実施されました。
プログラムの進行役は、ジュニアユースコーチの町中大輔さん。
ガンバ大阪では、よのなか科の取り組みは５年目になります。5回のプログラムで、クラブの経営、Ｊリーグの理念、サッカーをとりまく職業、それぞれの職業に必要な「意志」「役割」「能力」、選手自身の５年後のキャリアイメージプランについて考え、チームメイトの前で発表しました。
第1回「Ｊクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」では、ゲストティーチャーにガンバ大阪代表取締役社長、野呂 輝久氏が登場し、Ｊクラブの経営や、クラブを大きくするためのアイデア、新スタジアムのことについてお話して頂きました。
第2回「Ｊリーグがめざすものを考える」では、様々な意見が出た中で、Jリーグ理念に基づいて、クラブ愛、地域密着の中で選手達自身の言動も責任があるということを学び、今後の言動も楽しみになるような授業でした。
第3回「Ｊリーグをとりまく職業を考える」、第4回「職業と意志・役割・能力の関係について考える」では、ゲストティーチャーに江崎グリコ株式会社・藤戸 正彦氏と宮本 恒靖コーチが登場し、その職業の意志・求められている役割、役割を担う能力の必要性を学びました。宮本コーチには、キャリアのステージごとにどんな目標（意志）を立てて、何を求められているか分析し（役割）、そこから逆算して何をしたいのか？磨いたのか？（能力）のお話をしてもらいました。第５回のキャリアデザインにも繋がるような非常に良い話をして頂きました。
最終回の第5回「自分のキャリアイメージプランを考える」では、選手達の活発な意見交換も増え、選手たちが自分の５年後の将来像を描き発表しました。
選手自身、明確な目標から逆算して行動することの大切さを改めて感じてくれたと思います。参加した選手たちは5つのプログラムを通して、考え方が変わったり、深まったり、競技者としての人間性、社会性、コミュニケーション能力の必要性を感じる、考える、非常に良いものとなり、今後のさらなる活躍と発展が期待できました。
写真提供／ガンバ大阪
なお今回は、２０１５年度Ｊリーグ版よのなか科ファシリテーター養成講座（※）の一環として開催されました。http://www.jleague.jp/release/post-35137/
