鹿島アントラーズの皆さん、２０１６明治安田生命Ｊ１リーグ１ｓｔステージ優勝、そして明治安田生命２０１６Ｊリーグチャンピオンシップの出場権獲得、誠におめでとうございます。
今日の試合はタイトルへの執念を感じました。アントラーズらしい優勝でした。ここぞというときに勝利を決める勝負強さはさすがの一言です。就任2年目の石井 正忠監督のもと、円熟味の増したベテラン選手と才能豊かな若い選手たちを巧みに起用しながら、１ｓｔステージを通じ失点が僅か10点と伝統の堅守が戻ってきた感があります。ステージ終盤の見事な逆転劇での優勝を通じて、脈々と受け継がれる歴史ある鹿島アントラーズの勝者のメンタリティーを垣間みた気がします。本日の試合後も監督や多くの選手から「まだまだ満足していない」と頼もしい言葉を聞きました。
本日の結果により、鹿島アントラーズはシーズンのクライマックスを彩るJリーグチャンピオンシップの出場権を獲得しました。喜ばしいことにJリーグチャンピオンシップは今年も明治安田生命保険相互会社様に特別協賛いただくこととなり、年間順位3位までと各ステージ優勝の最大5クラブがＪリーグ杯を懸けて戦います。12月3日にチャンピオンが決まるその瞬間まで、ぜひ多くの方々にご注目いただきたいと思います。
１ｓｔステージ終盤には、ステージ優勝争いを繰り広げた浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦に5万人を超える方々にご来場いただきました。このような白熱した試合を2ndステージ以降も１試合でも多くお見せしたいと思います。ＡＦＣチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）では全クラブが敗退し、アジアチャンピオンとしてＦＩＦＡクラブワールドカップへ出場する道は絶たれましたが、まだ開催国枠として世界と戦う機会が与えられています。選手たちには常に高い基準を持ってプレーして欲しいと思います。
ＪリーグとしてもＡＣＬ敗退を傍観せず、世界とＪリーグとの差を、フットボール、育成、財務基盤、スタジアムといったプロリーグの根幹を成す様々な要素で分析することに着手しています。日本サッカーのレベル向上のために何をすべきかをマイルストーンで示し、リーグ、クラブ一体となって改革を推進してまいります。
