6月27日（水）、松本山雅ＦＣのプロ３年目までの若手選手８名を対象にＪリーグ選手教育支援プログラム「ファイナンシャルセミナー『お金の教養講座』」が開催されました。
講師は、お金に関するさまざまな知識を学べる総合マネースクール「ファイナンシャルアカデミー」取締役の渋谷豊さん。ファイナンシャルアカデミーでは、プロスポーツ選手向けに現役時代から役立つ「お金の教養」について体系的に学ぶ講座も開催されています。
今回の講座では、「お金の教養を高めてスポーツ選手として今と将来に備える」をテーマに、お金の不安を減らし、夢の実現に向かって集中できる環境を手に入れるための法則と仕組みを５つの基本アクションから分かり易く説明していただきました。
一般的にもお金に関する知識がないばかりにいろんな無駄をしているケースが多く、選手たちも例外ではありません。「若いときからお金を貯めるクセをつけること」の重要性と持続できる節約ポイントの具体例を教えていただきました。
特に、収入の変動が大きいプロスポーツ選手は、外的要因に左右されやすい収入を増やすことに努力するよりも、まずは支出をコントロールすることが効果的であり、支出の内訳を「固定費」と「変動費」に分類し、無理なく支出を抑えるには、固定費を抑えることが近道であると、ダイエットを例にご説明いただきました。さらに現在かかっている固定費の具体的な見直し方法をご紹介いただきました。
その後も残り４つのアクションについて解説していただき、お金の知識、そして将来に備えたお金を貯める仕組みの作り方を学びました。
研修後に参加選手からは、「もっと自分に入る給料や出ていくお金のことをこの機会にしっかり見つめ直したい」「サッカーに集中するためにお金とうまく付き合いたい」「ふだんお金に関して身近に相談する人がいなかったので、有意義な研修だった」と感想を話し、プロサッカー選手としての現在と自身の将来も見据えたうえでお金とどう向き合っていくかを真剣に考えていました。
写真提供／松本山雅ＦＣ
