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【J1:第23節 川崎F vs 名古屋 レポート】川崎Fの土壇場での同点ゴールが決まり試合終了。両チームとも複雑な試合後の表情を見せた一戦となった(07.08.30)

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8月29日(水) 2007 J1リーグ戦 第23節
川崎F 1 - 1 名古屋 (19:05/等々力/13,185人)
得点者:'37 玉田圭司(名古屋)、'89 ジュニーニョ(川崎F)

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 川崎F・関塚隆監督、名古屋・フェルフォーセン監督。この両監督の対戦は、毎回お互いの布陣の探り合いとなる。お互いに相手の嫌がるやり方を追求し、それが慎重な立ち上がりとなった。
 たとえばアウェイの名古屋は前半は無理に前に出て行くことをせず、川崎Fがボールを持った場面ではいち早く帰陣して、崩しにかかる川崎Fを迎え撃った。その一方で川崎Fも無理に攻め急ぐことをせず、遅攻時には最終ラインでじっくりとパスをつなぎ、名古屋守備陣の穴を探す、という試合展開となる。時折試合が動きそうになる場面があるが、それは両チーム共にカウンターからの素早い攻撃になった場合に限られており、そういう意味で雨で濡れたピッチ上でスピードと正確性が要求される戦いとなる。

 おおざっぱに前半を振り返ると、試合をよりコントロールできていたのは川崎Fだった。2トップにマギヌンを加えた前線のトライアングルに対し「低いところにスペースがなかったので」と振り返る谷口博之が積極的に飛び出して絡み、分厚い攻撃を演出する。と言ってペナルティエリア内にまで入り込んで形を作れていたわけではないのだが、川崎Fがミドルレンジでフリーになる場面は多く積極的にシュートを狙うことでペースを掴もうとしていた。

 そんな流れを一発で変えたのが玉田圭司が見せたゴールだった。前半37分の名古屋のCKの場面。本田圭佑が蹴ったボールを、ニアサイドに飛び込んだ玉田がダイレクトにオーバーヘッドキックで合わせる。意表を突かれた川島永嗣にとってはノーチャンスのシュートがゴールネットを揺らし、名古屋が先制点を手にした。

 1点をリードされた川崎Fは後半に入ると一気に攻勢を仕掛け、得点を狙いに行く。完璧に崩す場面もあれば、遠目からの難しいシュートもあったが、いずれにしても名古屋ゴールに襲いかかる。ただ、今ひとつの正確性と、楢崎正剛のファインセーブもあって、なかなか同点のゴールを決めることができなかった。68分には本田がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。さらにフェルフォーセン監督までもが退席処分を受けてしまい、名古屋は守りを固める大義名分を手にすることとなった。

 関塚監督は、左右両サイドからの攻撃を狙い、61分に佐原秀樹から井川祐輔へと交代した采配を皮切りに攻撃的な手を打っていくが、思うに任せないまま時間だけが過ぎていく。74分に3枚目のカードを切ったことで、最後はピッチ上の選手たちに全てを託す事となった。しかし同点ゴールは決まらず。そのまま試合終了かと思われた89分に、ようやく起死回生の一発が生まれた。交代出場の井川が遠目からシュート。これがジュニーニョにつながり、落ち着いてシュート。川崎Fにとって土壇場での同点ゴールとなった。

 表示された5分というロスタイムに勇気づけられ川崎Fは一気に逆転ゴールを狙ったが、その思いは得点という形につながることはなかった。結局スコアはそのまま動かず。両チームとも1-1というスコアに対し、釈然としない表情を見せた一戦だった。


以上

2007.08.30 Reported by 江藤高志
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