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【J1:第2節 清水 vs 横浜FM】プレビュー:「アウスタ」での初ゲームは清水のホーム開幕戦。慣れ親しんだピッチで、難敵・横浜FMに競り勝つ力を発揮できるか(09.03.13)

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3月14日(土)J1 第2節 清水 vs 横浜FM(15:00KICK OFF/アウスタ
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ネーミングライツによって名称が変わった清水のホーム「アウトソーシングスタジアム日本平」。改名後の初ゲームは、今季のホーム開幕戦でもあり、さまざまな意味で非常に多くの注目と期待が集まっている。

長谷川健太体制での5年目を迎え、今季こそタイトル獲得を誓う清水。開幕の大宮戦がスコアレスドローに終わっただけに、このホーム開幕戦では何としても勝点3をつかみ、スタートダッシュにつなげたいという思いは非常に強い。

そのためのチーム状態もけっして悪くない。まずケガ人が非常に少ないのは大きなプラス要素だ。今週水曜の練習でも別メニュー調整を行なったのは永井雄一郎と山本海人の2人だけで、その他の全員は元気にフルメニューをこなした。ハードな鹿児島キャンプを経たうえでこの状況というのは、単に運が良いだけでなく、フィジカル的な下地づくりがうまくいっていることの証拠と言えるだろう。

また、メンバー的に大きな変化がなく、その体制でここまで順調な調整ができているため、昨年終盤に非常に良いサッカーを見せた感触をそのまま維持できている点も大きい。昨季終盤のメンバーから変わったのは、GK西部洋平、センターバックの岩下敬輔、そしてFWのフローデ・ヨンセンの3人。西部は実績からいっても何ら問題はなく、岩下も自信を持ってプレーを続けており、不安要素にはならない。あとはヨンセンだが、経験豊富で戦術にも非常に忠実な選手なので、初めからほとんど違和感はなかった。まだ、岡崎慎司や枝村匠馬の走りこみに対して落とすボールが少し合わない場面など、細かいところでわずかな呼吸のズレが見られることはあるが、そこは時間が解決する問題。しかも、そのあたりがフィットする時間は、それほど長くかからないように見える。

「フローデ(ヨンセン)が入ったことによって、イーブンなボールが増えるので、僕らがどれだけそれを拾って保持できるかというのも大事」と岡崎が言うように、ヨンセンが入ったことによって、ハイボールの競り合いからボールがおいしい所にこぼれるシーンは確実に増えている。それを生かせるようになってくれば、チャンスの数はかなり増えてくるはずだ。

ただ、大宮戦では、まだ本調子とは言えない選手が何人か見られたこともあり、イメージ通りの攻撃を仕掛けられる時間は少なかった。開幕戦独特の緊張感や芝の感触(ボールの走り具合)への戸惑いがあった中で、大宮に前線から早いプレッシャーをかけられてボールを落ち着いてつなぐことができず、縦に大きく蹴る回数が必要以上に増えてしまったことは、大きな修正課題となった。
しかし、今週の練習ではいつもの速いパスワークが見られ、慣れ親しんだホームのピッチでは、ポゼッションという面もかなり改善されるはずだ。前日のスタジアムでの練習後も「(芝の感触は)いつもと変わらない」(山本真希)という声が聞かれ、ヨンセンも「ハイボールだけでなくグラウンダーでの競り合いも増やしたい」と意欲を見せる。
木曜、金曜の練習は非公開だったが、新たなケガ人が出た様子もなく、スタメンは大宮戦と変わらない見込み。サポーターの声援を後押しにして、どれだけ硬さがとれて、清水らしいパスによる崩しを見せられるかという点は、この試合の大きな見どころとなる。

一方の横浜FMは、ホームでの開幕戦で広島に2-4という完敗を喫し、その雪辱に向けて必死に立て直しを図っている。守備が崩れた主な原因は、チームの意思統一ができずに中盤のバランスが乱れたことが大きいので、1週間のインターバルでもその修正はある程度可能だろう。そうなれば、本来持っている3バックの強さも生きて、清水の突破をやすやすと許すことはないはずだ。
また、独特の3-6-1のシステムは、清水から見ればなかなかマッチアップせず、少しやりにくい面もありそうだ。それを踏まえて今週の清水は、前線からの守備の追い込み方も含めて入念に確認作業を進めてきた。清水が横浜FMのシステムにどう対応するのか、また逆に横浜FMが清水の守備網をどうかいくぐろうとするのかという点も、見逃せないポイントとなるだろう。

90分の中で主導権や流れはある程度行ったり来たりするだろうが、両チームとも堅い守備を持ち味としているため、そう簡単にはスコアは動かないだろう。昨年の対戦は、2試合とも1-1の引き分けで、両チームの合計4得点はすべてセットプレーから決まったもの。その事実を見ても、セットプレーがいかに重要になるかということはよくわかる。
リーグ序盤の流れをつかむためには、両チームとも非常に重要なゲームであり、とくにホームの清水にとっては絶対に勝たなければいけない一戦。セットプレーでのスリリングな攻防も含めて、お互いの意地がぶつかり合う戦いは、間違いなく非常に熱く、緊迫感に満ちたものとなるはずだ。

以上

2009.03.13 Reported by 前島芳雄
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