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【J2日記】岡山:5時間目と6時間目はサッカー。(11.12.08)

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玄関に歓迎の言葉が。「ファジアーノ岡山の選手の皆様 ようこそ浦安小へ 二階校長室までお越しください」

新中剛史選手の進行の上手さは、「先生」としか呼べないレベル

ゲームの前と後には握手を

金光栄大選手

牧浦裕司選手

小寺優輝選手

新中剛史選手

坂本和哉選手

山本拓矢選手

山中誠晃選手

松原修平選手 写真:(C)尾原千明

今日の5時間目の授業は、体育。6時間目の授業も続けて体育。なんと先生は、プロサッカー選手。それも8人の先生が勢揃い。…ということで行ってまいりました。ファジアーノ岡山が、ホームタウン活動のひとつとして行なうサッカー教室です。

この日、ファジアーノ岡山から岡山市立浦安小学校6年、上田征宏先生が担任を務める31人のクラスに派遣されたのは、金光栄大、牧浦裕司、小寺優輝、新中剛史、坂本和哉、山本拓矢、山中誠晃、松原修平の8選手。彼らは校庭に着くと、授業で使う新品のスパイクとキーパーグローブ、マーカーなどを準備。仕切り役は、新中選手です。「ライン担当」であるらしい松原選手が、石灰の出てくるライン引きで、グラウンドにラインを引きます(メンバー最年少だからではありません)。

授業は挨拶からスタートします。新中選手は大きな声で、「みんなー、スパイク見たことある? あるんかい! 匂いかいだことは? あるんかい!」といった生徒とのやりとりで空気を温めます。次にGKの技を披露。上投げのスローイングとパントキックに生徒がチャレンジし、その後、GK松原選手が見本を見せ、拍手を浴びます。続いて、「誠(せい)ちゃんと呼んでください」と自己紹介した山中選手のリフティングショーです。ヘッドから太もも、ショルダー、背中で止めて、そのまま俯せの態勢になり、起き上がる、という技に子どもたちから感嘆の声がもれます。その後は、選手と生徒が一緒にリフティングやパスの練習を行ないます。「ボールの真ん中を蹴るように」と坂本選手。「ヘディングは怖いだろうけど、なるだけ目をつぶらんように、額に当ててな」と金光選手。アドバイスの言葉はシンプルです。

6時間目は実戦です。選手4人vs生徒15〜16人のゲームで、「遠慮なくドーン」と言いながらシュートを決めようとするのは山本選手。この後、パワフルなシュートを校舎の壁(2階)にぶつけてしまい、授業中の教室を驚かせました。一方、「今のシュート面白かった」と言われているのは、新中選手。「真似していいよ」と答えます。ゲームは選手チームの勝利ですが、結構、カウンターをくらって失点もしていました。こうして、2時間の授業が終了。男の子たちの感想は、「ボールの基本的な動かし方やリフティングのやり方がよくわかりました」。「ファジアーノ岡山の試合は2回観たことがあって、今日は旗を持ってきてます」。女の子たちの感想は、「みんな明るくて面白い!」「教え方が上手かった。わかりやすかったです」。以下は、選手の感想です。

金光栄大選手:「僕、サッカー教室をやるのは5年目なんです。小さい頃に教わって嬉しかったから、今度は教える側として。元気に、笑顔になれるんですよね。(Q:普段も元気だと思うんですけど?)また違った、癒やしの方の元気さです」

牧浦裕司選手:「今日はみんな楽しくやってくれて、すごくやりやすかったです。普段は、みんなが話を聞いてくれる時と、バラバラになってどっかに行ってしまう時があるので、どういう風に注意を引きつけようか、と考えながらやっています」

小寺優輝選手:「サッカー教室をやるまでは、自分は子どもが苦手というか、うまく対応できないと思ってたんです。でも普段どおりにサッカーをやっているだけで、子どもたちが喜んでくれるし、すごくやり甲斐がありました」

新中剛史選手:「簡単なことをして、まずはサッカーを知ってもらうことが目的なので、今日の授業だと簡単に感じる子もいたと思います。でもどこまで出来るか、というところもしっかり見ながらやっています」

坂本和哉選手:「サッカーをやったことがない子もいるので、ボールを蹴る楽しさを伝えられたらと思います。子どもたちに、『サッカーって楽しいものなんだ』と思ってもらえたらいいですね」

山本拓矢選手:「メニューはみんなでアイデアを出し合って決めています。難しいのは、自分たちが感覚でやってしまっていることを言葉で説明することです。でも技術を教えるのではなく、サッカーの楽しさを伝えることが目的なので、『あー楽しかった!』と思ってもらえればうれしいです」

山中誠晃選手:「今日のように、授業としてサッカーを教えるのは、スポーツクラブで教えるのとは違った楽しさがあります。僕は新中くんみたいに仕切ることは出来ないので、サポートですけど。僕、子どもたちと戯れてるのが好きなんです」

松原修平選手:「活発な子どもたちでした。(Q:ゲーム中に声を掛けていた「女子が点入れたら2点カウント」は、ルールですか?)そうです。女子にも積極的にゲームに参加してもらおうと思って決めたんです。みんなが参加することが大事だと思っています」

岡山の選手によるサッカー教室は、「サッカーの技術向上だけでなく、体を動かすことの楽しさ、仲間と一緒にプレーする楽しさ」を伝えることを目的に、選手のほぼ全員が参加して行われています。中でもこの8人は同じメンバーで月2〜3回教えていただけのことはあり、役割は明確。段取りもトークもスムーズでした。

以上

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2011.12.08 Reported by 尾原千明
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