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【ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 仙台】プレビュー:F東京が鍛え上げられた仙台を迎え、味スタで準々決勝第2ラウンドを開演(12.08.07)

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準決勝進出を懸けた第2戦が幕を開ける。今季のこのカードはF東京の1敗1分。リーグ戦では、仙台が高い位置でボールを奪い、ショートカウンターから得点を重ねて圧勝した。7月25日のヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦では、F東京が2点を先行したものの、追いつかれて2−2の引き分けに終わっている。ここまでは、J1リーグで首位に立つ仙台の強さが目立っている。ただし、今回はF東京のホーム味スタでの試合。アウェイで先勝された分を取り返さなければいけない。

仙台は、直近の公式戦4試合を引き分けに持ち込んでいる。特に、ここ3戦はリードを奪われながらもねばり強く戦い、同点に追いつく試合を演じている。走力やひたむきさだけでなく自分たちのサッカーへの信頼がなければ、それはできない。4−4−2の布陣はそのままに、ブロックを組んで守るスタイルと、前線からのプレスを使い分けて奪ったボールを素早くゴールに繋いでいくやり方も徹底されている。積み上げを感じさせるチームだ。けが人を抱えているが、誰が出ても同じサッカーを貫いている。第1戦で途中出場した武藤雄樹は、梁勇基と同じく中盤と最終ラインの間にポジションを取ってボールを受けていた。2トップの連係も一人が下がってくれば、もう一方が背後や、両サイドのスペースへと流れていく。それを先発のウイルソンと赤嶺真吾だけでなく、ベンチスタートの選手たちも徹底している。そして、誰もがよく走る。このチームからリードを奪って楽に試合を終えるのは難しいだろう。

F東京も主力選手に多くのけが人が出たために公式戦4試合で勝利から遠ざかっている。新加入選手や特別指定選手を補強し、システムやポジション変更のやり繰りを続けてきた。幸いけが人も徐々に戻り、チームの状態は上向いてきている。ポポヴィッチ監督は、この試合では疲れが見える選手を休ませ、状態のいい選手をピッチに送り出すことを示唆している。そうしたローテーションも可能となるだろう。

ゲームの中身に目を向けると、仙台の出方が気になるところ。準々決勝第1戦では、前半は慎重な立ち上がりを見せた。仙台が準決勝に進出するためには勝利するか、3−3以上の引き分けに持ち込まなければいけない。試合開始から積極的にボールを奪うアグレッシヴなスタイルでくるのかどうか。それによってF東京は、ボールの持ち方を若干変更しなければいけない。もしも、相手が前線からプレスをかけてくるのであれば、積極的に背後を狙って速いパスワークで前半から勝負をつけたい。ただ、相手がブロックを組んでくるのであれば、より慎重にボールを保持して前半は相手の体力を奪うことに専念したほうが得策だろう。不用意な形の失点が今のチームの課題だけに、状況をしっかりと見極めた対応が求められる。4日の浦和戦で用いた3−4−2−1システムという武器も増え、戦術の幅も広がってきている。難敵相手に、どこで仕留め、いかに凌ぐかというゲーム運びが、この試合では最も重要になるはずだ。

ポポヴィッチ監督はこの試合を前に「準決勝に進出ができるかどうかは、やはり自分たち次第。第1戦の2−2という結果を受けて準決勝進出のために計算どおりに戦うことなんてできない。試合に勝って次のステージに駒を進めることしか考えていない。後先のことを考えず、今目の前にあることに全力を尽くす。それがずっと言ってきた本物の勝者に近づける唯一の方法だと信じている」と語った。F東京の選手たちもそれに同調するように誰もが「引き分けでいいとは思っていない」と繰り返し、あくまでも勝利での突破を目指す。思い出深いタイトル奪還のために、少し大人になったF東京が仙台に挑む。

以上

2012.08.07 Reported by 馬場康平
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