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【ヤマザキナビスコカップ 柏 vs G大阪】プレビュー:老獪にゲームを運びたい柏と大逆転を目論むG大阪。準決勝進出を懸けた両者の思惑と駆け引きが、真夏の夜に激突する。(12.08.07)

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G大阪とのヤマザキナビスコカップ準々決勝は、柏が3つのアウェイゴールと2点のリードという大きなアドバンテージを握り、ホーム日立台での第2戦を迎える。第1戦の結果、引き分け以上なら無条件に、仮に0−2で敗れても準決勝進出が決まるという有利な状況に柏は置かれているが、「リードを考えながらプレーすると思いますが」と前置きをした上で澤昌克は「だからと言って、守備的に引いてしまうとガンバに押し込まれてしまう」と話している。

現在、リーグ戦では下位に沈んでいるとはいえ、もともとG大阪はリーグ屈指の破壊力を有するチームだ。そこにレアンドロが加わり、攻撃力は格段にアップした感がある。先週末に行われたJ1第20節大宮戦では、そのレアンドロが2ゴールを挙げる活躍で3−1と逆転勝利を収めており、状態は間違いなく上昇曲線を描く。しかも加地亮も戦列に復帰し、蔚山から家長昭博を獲得した。今シーズンは、柏がリーグとカップで2勝を挙げているが、もはや今のG大阪は過去2度の対戦時とは全く別のチームである。

その中で警戒すべきは、やはりレアンドロだろう。7月25日、万博での第1戦でも59分からピッチに立ち、菅野孝憲の好セーブをはじめとする守備陣の奮闘もあってゴールこそ許さなかったものの、新加入の9番は早速別格の存在感を発揮して得点の気配をふんだんに漂わせていた。前節の大宮戦、パウリーニョと組んだ2トップに関しても「非常にリズムよく、プレーをしていた」と松波正信監督は太鼓判を押す。G大阪が準決勝に進むには、最低でも3ゴールが必要なため、普段以上に攻撃の意識を持って日立台に乗り込んでくることは明らかだが、レアンドロの爆発があれば、それは不可能な数字ではない。

ただ、その難敵を迎え撃つ柏の選手たちも、その点は重々承知のようだ。栗澤僚一はこう言う。「うちが大きなアドバンテージを握っているから、ガンバの方は戦い方を変えてくるかもしれないけど、うちは何も変えることはない。今まで通りに戦い、良い守備から良い攻撃につなげる」。普段通りだが、イメージとしてはリードして迎える後半といったところだろう。相手が点を取りに前へ出てくるところを、ゲームをコントロールしていなしながら、老獪な試合運びでカウンターから追加点を狙う。具体的に言えば、リードを生かし、術中にはめてスピーディーなカウンターから次々と加点した第16節のG大阪戦に近いものがある。あの試合でハットトリックを演じ、勝利の立役者となった澤は、今回の対戦でも「味方が蹴ったボールでもしっかり前線から追っていく。そういう小さな積み重ねが、前で奪って速いカウンターにつながる」と、変わらず献身的な動きを誓う。前節の新潟戦では、相手の守備ブロックの前にスペースを見出せず、攻撃は停滞したが、澤の献身的な動きと工藤壮人のスペースへの飛び出しに、レアンドロ ドミンゲスとジョルジ ワグネルの高精度のパスが生み出す柏のカウンターの切れ味は、相変わらず鋭い。

3つのアウェイゴールと2点のリード。柏が持つそのアドバンテージによって、先に仕掛けるのはG大阪だが、柏も受けに回ってはならない。あとは、点の入る時間帯によって両者が戦い方をどのように変えてくるのか、または選手のメンタリティーがどう影響するか。そこにもリーグ戦にはない、カップ戦独特の醍醐味がある。

以上

2012.08.07 Reported by 鈴木潤
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