明治安田生命J2リーグは14日に第18節の11試合が行われ、首位の大宮はアウェイで栃木に勝利。4連勝でトップの座を堅持した。
前半から押し気味に試合を進めた大宮だったが、決定力を欠きなかなかゴールを奪えない。均衡を破ったのは73分。ムルジャのゴールで先制すると、その3分後には泉澤 仁が追加点。被シュートわずか2本と栃木に付け入る隙を与えず、終わってみれば2-0の完勝だった。
2位の磐田は、開始4分に生まれた櫻内 渚のゴールを守り抜き、1-0で長崎に勝利。大宮との勝点差をキープし、追撃態勢を整えている。
最下位に沈む大分をホームに迎えた3位の金沢は、20分に水永 翔馬のゴールで先制したものの、51分に失点。勝ち越しゴールを奪えないまま、手痛いドローとなった。
千葉と福岡の上位対決は、2-2の痛み分けに。11分までに2点を先制した千葉だったが、その後福岡の猛攻を浴び、リードを守れなかった。
じわりと浮上してきたのは札幌。アウェイの岐阜戦を都倉 賢の一撃でモノにし、福岡、千葉、長崎の3チームをかわして4位に順位を上げている。
西ヶ谷体制の初戦となった水戸は、ホームでC大阪と互角の展開を披露。55分にPKで先制を許したものの、81分に田向 泰輝が起死回生の同点弾。勝ち切れなかったが、今後につながる一戦となった。
徳島と讃岐の「東四国クラシコ」は、終盤に試合が激しく動いた。1点ビハインドで迎えた85分に同点に追い付いた徳島は、88分に広瀬 陸斗のゴールで逆転に成功。しかし讃岐も意地を見せる。終了間際の90分、藤井 航大が同点ゴールを叩きこみ、土壇場で引き分けに持ち込んでいる。
京都と横浜FCの一戦は、少ないチャンスをモノにしたアウェイチームが2-1で勝利。調子を上げていた東京Vは終了間際の西岡 大輝の一撃に沈み、連勝は3でストップした。北九州と熊本の九州ダービーは、原 一樹の2ゴールの活躍で前者に軍配。群馬vs岡山は1-1の引き分けに終わっている。