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メジャーリーグサッカー（アメリカ）、Ｊリーグ（日本）、そして現代Ａリーグ（オーストラリア）は１１月２９日、前例のない、画期的な連携の下、来年２月にハワイ・ホノルルで行われるサッカー国際クラブ選手権、『パンパシフィックチャンピオンシップ』を新たに創設することを発表しました。同チャンピオンシップは、アジア（AFC）、及び北中米カリブ海地域（CONCACAF）の両サッカー連盟に所属する環太平洋のトップクラブチームを決める大会となります。開催元年となる２００８年は、２月２０日と２３日の両日にアロハスタジアムで行われ、参加４チームによるトーナメント方式が採用されます。メジャーリーグサッカー（MLS）、Ｊリーグ、現代Ａリーグの各関係者がホノルルに集まり、パンパシフィックチャンピオンシップの詳細を明らかにしました。

　２００８年度は、2007年MLSカップ優勝のヒューストン・ダイナモ、2007年ヤマザキナビスコカップ優勝のガンバ大阪（Ｊリーグ）、2007年スーパーリーガ準優勝のロサンゼルス・ギャラクシー、そして来年２月に行われる現代Aリーグ・ファイナルシリーズ（Aリーグ）の代表チームがエントリー。ヒューストン・ダイナモからは、地元ハワイ出身のブライアン・チン、ガンバ大阪からは、１９歳にしてヤマザキナビスコカップでＭＶＰを獲得した安田理大、Ｊリーグのスタープレーヤー、遠藤保仁らの出場が予定されています。イギリスが生んだスーパープレーヤー、ディビッド・ベッカム、アメリカナショナルチームの中心選手、ランドン・ドノバンら、ロサンゼルス・ギャラクシーに所属する選手の活躍も期待されます。

　パンパシフィックチャンピオンシップを組織するサッカーユナイテッドマーケティング（SUM）社のダグ・クウィン社長は、「各地域から集結した４つのトップクラブチームによるパンパシフィックチャンピオンシップは、真の環太平洋王者を決める大会になるだろう」と述べ、「大会の開催地としてホノルルを選んだのは、環太平洋の中心にあるという地理的な理由だけでなく、地元の方々のご理解、ご協力、そしてこれまで数多くの国際スポーツイベントを開催してきた素晴らしい実績を考慮してのこと。我々は、この歴史的な国際サッカーイベントを成功させるために地元の皆様と力を合わせて行きたいと思っております。」と、大会への意気込みを口にしました。

　トーナメントは２００８年２月２０日（水）、ダブルヘッダーを予定しています。ロサンゼルス・ギャラクシーとガンバ大阪の準決勝第１試合で幕を開け、ヒューストン・ダイナモと現代Ａリーグ代表チームによる第２試合に続きます。２月２３日（土）は、３位決定戦終了後、準決勝の勝者同士が初代パンパシフィックチャンピオンを目指してぶつかります。

　MLSのドン・ガーバーコミッショナーは「パンパシフィックチャンピオンシップは、MLSのチームが日本やオーストラリアのトップクラブチームと戦える素晴らしい機会。ＪリーグやＡリーグと協力してこの新しいイベントを立ち上げることができることを非常に嬉しく思っている。この大会は各リーグの存在感を世界で高めることにつながるだろう」と発言。Ｊリーグの鬼武健二チェアマンも、「２００７年Ｊリーグヤマザキナビスコカップの勝者であるガンバ大阪がMLSやAリーグの強豪チームと対戦できることを嬉しく思う。パンパシフィックチャンピオンシップをきっかけに、環太平洋地域のサッカー界の交流がもっと進んでいくことを心から願っている」と話しました。

　また、オーストラリアサッカー協会のベン・バックリー最高経営責任者は、「パンパシフィックチャンピオンシップにオーストラリアのクラブチームが参加できることは光栄だ。MLSやＪリーグといった国際的に評価されているリーグとの連携は、（２００４年に現代Ａリーグが発足してからの）過去３年間、オーストラリアのサッカー界が取り組んできた試みをより確かなものとしてくれるだろう」と大会への期待を寄せました。

　パンパシフィックチャンピオンシップのチケットは１２月に販売開始予定（詳細は後日発表させていただきます）。同大会のより詳しい情報につきましては、オフィシャルウェブサイト www.PPChampionship.net を、是非ご参照ください。

【パンパシフィックチャンピオンシップ２００８ － 試合スケジュール】
カッコ内はキックオフ時間（すべてハワイ現地時刻）

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