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2007/08/31

「芝生開き・Jリーグ百年構想サッカー教室」

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記録的な暑さは一段落したものの、待ちに待った「その日」はあいにくの空模様。8月31日、朝9時の開始時刻を前に、灰色の空からはかなりの勢いで雨が落ちてきました。東京都の中野区立武蔵台小学校(櫻井茂校長、児童484名)の「芝生開き記念式典」「Jリーグ百年構想サッカー教室」を控えた関係者の皆さん、そして昇降口で待機を余儀なくされた生徒たちに、心なしか戸惑いの表情が浮かびます。ところが、櫻井校長が前夜に作製したという芝生の色をイメージした緑色のてるてる坊主の効果か、雨は上がり、ほぼ定刻どおりに記念の行事がスタートしました。

櫻井校長や、田中大輔中野区長をはじめとする来賓方のあいさつ、記念品贈呈、生徒代表による喜びの言葉、校歌斉唱という式典が終了すると、いよいよ児童生徒たちの出番。学年ごとに6つのグループに分かれ、山口広野さんなどFC東京普及部コーチの指導によるサッカー教室です。「Jリーグ百年構想メッセンジャー」としておなじみの城彰二さん、Mr.ピッチも仲間入りし、男子も女子も思う存分、ボールと芝生の感触を楽しみました。最後は生徒代表とコーチ陣による5人制の試合。コーチたちは華麗なオーバーヘッドキックやスライディングを披露。「芝生の上なら痛くないよ」と、身をもってアピールしているようでした。試合はなんと、児童生徒代表がクラスメートたちの「あと1点」コールに励まされ、3-2の逆転勝利。多数のとんぼも飛び交う緑の校庭は、大いに盛り上がりました。

武蔵台小学校の芝生化は、東京都の「公立学校運動場芝生化事業」によるもので、中野区では中野区立若宮小学校に続く2校目の小学校となります。東京都は今年度から都内の全公立小学校の校庭の芝生化を推進することになりました。「Jリーグ百年構想」の活動の一環として全国の学校の校庭・園庭の芝生化を応援しているJリーグも、この計画に協力することになりました。櫻井校長は「地球温暖化、ヒートアイランド現象などに対し、こういう広い場所の緑化はとても大切。緑の中で子供たちが遊び、活動できるのは大きな意義がある」と述べ、「校庭で遊ぶ子供たちが増え、けがも減り、雨が降ってもすぐ活動できる、冬は近隣への砂塵を防げるなどの事例を検討」し、芝生化に踏み切ったそうです。PTAの中には「芝生を守る会」も生まれ、生徒たちも清掃活動の一環として維持にかかわる予定ということで、学校全体、そして地域ぐるみで芝生を守り、育てていこうという姿勢が感じられました。

生徒たちと楽しいひとときを過ごした城さんも「素晴らしいピッチに驚いた。運動だけでなく、芝生の維持、育てることの大切さにも取り組んでほしい」とエールを送ります。また、「芝生は子供時代に戻れるような雰囲気がある」とも。そういえば、子ども生徒たちが校舎に引き上げた後、保護者のお母さん方がちょっぴり遠慮がちに、でも、とても楽しそうに芝生に腰を下ろしたり、組み体操に挑戦したりといった光景が見られました。

武蔵台小学校は今年度、創立50周年を迎えています。新青梅街道に面した正門を入るとまず、正面にそびえる6本の大きなイチョウの木が目に飛び込んできます。開校当時に植えられ、同小のシンボルツリーとして、子供たちを見守ってきました。これからはその前面に広がる緑の芝生が、新たなシンボルとして加わります。この「みどりあかるくあふれるところ」(武蔵台小学校校歌の一節)という光景が、これからもずっと、子供たちの胸に刻まれていくことを願わずにはいられません。

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○山口広野コーチインタビュー(FC東京 普及部)
○城彰二氏インタビュー(Jリーグ百年構想メッセンジャー)
○櫻井茂校長インタビュー(中野区立武蔵台小学校)

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