実はこのグラウンドは磐田市の市有地。この春、ユース専用グラウンドだったジュビロ加茂グラウンド（旧）が、ヤマハジュビロサッカースクールのグラウンドに変更されたため、ジュビロユースは一時的に練習場がなくなってしまいました。
そこで磐田市が「未来のジュビロ磐田選手をみんなで育てよう」と、空き地だったこの場所をジュビロ磐田の練習グラウンドとして提供。ジュビロ磐田が人工芝のグラウンドを整備し、このような素晴らしい練習場が完成しました。
このグラウンドは磐田市民プールに隣接しており、「ジュビロ上大之郷グラウンド」と「磐田市民プール」の間にある芝生広場に、「ジュビロの森」として樹木が植えられることになりました。
9月14日に行なわれた「ジュビロ磐田サポーターズクラブフェスタ～今こそ、ひとつに。」で、エコ活動・緑化活動を目的としたチャリティーオークションを実施し、ファン・サポーターの皆さんのご協力のおかげで、100万円を超える収益金があり、今回の植樹は、この収益の一部を使って行われました。
11月27日（木）に行われた植樹祭には、ジュビロ磐田を代表して、普段からこのジュビロ上大之郷グラウンドを使用しているジュビロユースから２選手が参加。永井鷹也選手は慣れない手つきで根元に土をかけました。もう1人は上村岬選手。たくさんの人が見守る中での植樹に恥ずかしそうに土をかけていました。植樹された場所は、ジュビロ上大之郷グラウンドのすぐ西側。ここからは、グラウンドで行われている練習がよく見えます。
また、この日は磐田ライオンズクラブから、「未来のジュビロ磐田の選手の練習を市民の皆さんが温かく見守れるように」と、木製ベンチ４基も寄付されました。
今回の植樹はクスノキ1本、ケヤキ2本、ハナミズキ2本、サルスベリ2本、モクレン2本の計9本。今はまだ細い苗木ですが、大きく成長するときっとたくさんの枝を伸ばし、葉を生い茂らせるでしょう。夏には陽射しをさえぎって木陰を作り、花の季節にはいい香りを漂わせここに集まる皆さんの心を和ませるはずです。これらはすべて「ジュビロ磐田サポーターの皆さんの木」。まさに「ジュビロの森」です。
植樹祭は最後に参加した地元の小学生と一緒に記念撮影を行い終了。今日植えられた９本の木も、この子どもたちと一緒に成長していくことでしょう。
