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2009/08/18

2009 U-12フェスティバルin愛媛

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8月18日(火)から20日(木)にかけて愛媛県松山市にある松山市野外活動センターにおいて、「2009 JリーグU-12フェスティバルin愛媛」が行われました。
愛媛でU-12フェスティバルが開かれるのは去年に引き続き2回目。今年は、ガンバ大阪、セレッソ大阪、愛媛FC、アビスパ福岡、サガン鳥栖、ロアッソ熊本、大分トリニータ、愛媛県トレセン U-12、松山市選抜に所属する総勢191名が参加し、3日間を通して交流を深めました。

愛媛大会のコンセプトは、「子どもの主体性を養うために大人は安全管理以外基本口出しをしない」「ゆとりを持ったスケジュールにすることで、子ども主体で展開する」「各チームを横断したチーム編成で活動することで、さまざまな刺激を得て、人間形成につなげること」の3点。どのプログラムにもその趣旨が反映された内容になりました。
また、愛媛大会も今年から他の大会の大半で取り入れられているクラブを超えた混成チーム単位での活動が導入されました。主幹クラブである愛媛FCの中島純一コーチは「昨年まではサッカーの時だけ混成チームにしていましたが、この機会を利用してどんどん仲間を増やしてほしいという意味合いで、期間中を通じて混成グループで活動するようにしました」とそのわけを話します。

1日目の開会式のあとはASEプログラムが行われました。もちろん混成グループでの活動。最初は初めて会った仲間との共同作業に少し緊張していた子どもたちですが、徐々にプログラムを通じて打ち解け合い、目標達成のために力を合わせてがんばりました。
夜にはプロフェッショナルレフェリーの西村雄一さんと愛媛FC GK川北祐介選手によるフェアプレー講習会が開かれました。
内容は「フェアプレー」と「リスペクト」の気持ちを持つことの大切さです。
普段は国際試合やJリーグのレフェリーをつとめる西村さんと、現役Jリーガーの話に子どもたちは興味津々。
西村さんは、ビデオの映像を見せたり、実例を挙げて、子どもたちにわかりやすいように説明し、サッカーに対する姿勢のなかで、いかにゲームに関わる全ての人に対して敬う気持ちをもつことが大切なのかを伝えました。「サッカーを通じてフェアプレーをこころがける気持ちを学ぶことで、社会生活のなかで役に立ちます」と西村さんは話します。
また、川北選手は海外遠征のエピソードを交えながら「勝つためには何をしても良いという訳ではない。何事にもルールが必要。ルールを守り、他者に対して敬意を払ってプレーすればサッカーはもっと楽しくなる」と話します。 憧れのJリーガーの言葉に子どもたちは真剣に耳を傾けていました。

2日目は、全体を2班に分けて、混成チームでの8人制サッカーとオリエンテーリングを行いました。
混成チームでのサッカーは 、観戦していたコーチたちが、子どもたちの勝負に対して勝ちに行く気持ちの強さに感心するほど白熱したものになりました。
今回の大会で初めて出会った仲間で編成されたチームなだけに、連携はスムーズにいきませんでしたが、期間を通じて生活をともにする仲間同士。試合前には、コーチに頼らず自分たちで「いつものチームでどのポジション?」「何が得意?」と積極的に意見を交換しあい、いかにゴールを決め、失点を許さないか考えます。もちろん、試合は熱戦の連続。笑顔のなかにも、時にはお互い指示やアドバイスを送るなど自己主張をする子どもが多く、サッカーに対する姿勢がいかに真剣なのかが伝わる内容でした。

一方、野外活動センターの大自然を舞台に行われたオリエンテーリングも、子どもたちの結びつきの強さが伺える内容となりました。
ルールはフィールド内に隠された複数のポイントを見つけ出し、設定された時間にゴールするというもの。しかし、ただ単純にポイントを見つけ出しゴールすればよいというわけではなく、設定された時間により近い時間でゴールしなければならないので、早く着いても遅く着いてもいけません。あるチームでは 、地図を見て自分の行きたい方向にバラバラと動き出してしまいます。また揃いなおして行動しなければならないので、次の行動にうつるまでに時間がかかってしまいます。そこである子が「みんなで意見を出して次に行くポイントを決めてから進もうよ!」と声をかけ協力を促します。時間のロスも減点になってしまうこのオリエンテーリングでは、チームが一致団結して同じ目標に向かうのがクリアのポイントです。チームでの役割を決め効率が良くなったこのチームは見事に好成績を修めていました。
強い日差しの中、目標達成のために考え合い、意見を出し合うことで、主体性をもって行動することの大切さを学んだ時間になりました 。

3日目に行われたクラブ別の8人制サッカーは、普段から一緒に練習し、気心が知れている仲間が多い中でのゲームなので、息はぴったり。前日の混成グループ別のゲームと違い、クラブチームとしての結びつきが示された内容となりました。

サッカー以外にも、たくさんの自然体験を満喫したフェスティバル。
閉会式での、各チーム代表挨拶で、アビスパ福岡の内田駿一君は「今回、自分で決めて行動することの大切さを学びました。これからのサッカーや生活に役立てていきたいです」と話してくれました。愛媛開催のコンセプトも活動を通して子どもたちに伝わった様子。さんさんと太陽の光に照らされ、子どもたちの心も一回り成長した3日間となりました。

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